大分県 私家版 九州温泉道ナビ

   

大分の温泉旅

 九州温泉道の生みの親である、別府八湯温泉道がある「温泉道」の総本山です。
 国内の他の地域を旅して思うのは、九州なんか目じゃないぜという温泉大国の東北や、あるいは九州以上にこじんまりとまとまりそうな四国に、地域を横断して温泉を盛り上げていこうという継続的な泉質重視の(自治体がやる三セク温泉ラリーのような催し物は散見されますが)取り組みが見当たらないこと。いろいろ細かい突っ込みポイントはないわけじゃないけど、九州温泉道は、まさに九州の名泉を(75%ぐらい)体現していて、土地勘のないところでどこの温泉に行こうかと言うときに目印として「めっちゃ助かる」存在であるということは、みなさんも異存がない所かと思います。
 さて、前置きが長くなりました。そんな土地がらですので、良い湯は目白押し。他県を圧倒する40近くの指定施設があるわけですが、佐賀県や宮崎県の基準でいけば別府市内で40箇所ぐらい指定しても良いぐらい・・・。そんなとびきりの温泉地帯を、九州温泉道に指定されたAAA(トリプルエー)クラスの湯を柱に巡っていきましょう。

温泉手形などのある温泉街

 手形ではないけど、別府駅に降り立ったらまず買うべきは別府八湯温泉本。観光案内所で売ってます。最初に「何冊要りますか?」と聞かれるので面食らうと思いますが、この本には無料入浴券や半額券がついており、500円の本代がほぼこれらでチャラになってしまうと言う必携本です。原則、立ち寄り湯不可の施設ながら、別府温泉道修行者のみ入浴可とするところもあるので、ともかく買いましょう(別府温泉道「スパポートを持ってなくても、この本を持っていればとりあえず入門したことになります)
 また天ヶ瀬温泉では、3枚綴りで1200円の天ヶ瀬温泉パスポートを、日田市観光協会天瀬支部で発売中。3人で分けて使うこともでき、800円の施設にも1枚(400円相当)で入れるので超オトクです。
 ありそうだけどないのが、由布院・湯平・長湯。もともと湯めぐりをする土地柄なので、温泉手形などを作ってアピールする必要がない地域なんでしょうね。ちょっと残念。期間限定では散発的に設定されているようですが。

温泉巡りに便利なきっぷ

 バス会社が4社(グループ)にわかれており、大なり小なり西鉄の資本が入っているのですが、各社を共通利用できる1日フリーきっぷは設定されていません。
 温泉が密集している別府(それから足を伸ばして由布院)の温泉を攻めるときは、亀の井バスのMy べっぷ Freeをオススメ。別府市街地のみのミニフリーの1日券900円・2日券1500円と、アフリカンサファリや由布院駅前までの全線が乗れるワイドフリーの1日券1600円・2日券2400円と多様な品揃えになってます。別府~由布院駅(片道900円)を1回でも利用するならワイドがオトクです。
 また、西鉄グループの交通系IC乗車カードnimocaは、バス会社が異なっていても同一バス停で乗り継ぐと60円引きになるので、大分や別府の都心部などで60分以内(往復利用や入浴のための途中下車もOK)で乗換えを繰り返すならこちらを購入しましょう。SuicaやICOCAでも利用できますが、乗り継ぎ割引きは適用されません。デポジット500円が必要ですが、チャージした金額の余りをコンビニ等での買い物で使い切ってバスセンターにもっていけばそのまま500円戻ってきます。なお、バス車内で購入したnimocaは、当日中は払い戻しができないことがあるので注意。(バス車載器の発券データが、バス運行中はセンターにアップロードされないため) ICカードの原価は700円を超えると言われており、こういう使い方はあまりされたくないとは思いますが^^;

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