湯布院地区-私家版 九州温泉道ナビ

温泉道№081 由布院温泉 束の間の湯 ★★★

温泉ガイド  →公式[束の間の湯]

 私が訪問した時は、宿へ向かう道の側溝が詰まっていて、アスファルト一面に溢れ出た温泉が掛け流される状態になってました。う~ん、このシュチュエーションはたまらんぞ。(みなさんの訪問時には、直されてしまっているかも)
 多数の離れで構成されている宿で、入口から入って坂を登り切ったどん詰まりに大露天風呂は位置しています。前身となる施設が割とお高い宿だったので、高級感ある造作となっていますが、今はそれなりにリーズナブルに泊まれます。
 湯は、九州温泉道公式の通り、なかなかお目にかかれない青白の濁り湯。ただ、以前は広い露天岩風呂だったのが、湯量に合わせたのかダウンサイジングされコンクリート打ちっぱなしに囲まれる奇妙な湯船になってます。露天風呂の真ん中に、岩がコンクリートに巻かれてポツンとある様は、京都のお寺の枯山水みたいで、まあそれはそれで風情がありますね。
 私は塚原温泉から自転車でほぼ下り道を降りてきたのですが(それでも疲れた^^;)、由布院駅からだと登り道なので徒歩はキツイ。
 もう1軒の指定施設「ゆふいん泰葉」は川のすぐ対岸に位置していますが、橋がないので大回りして徒歩13分。
〔2024.07更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR由布院駅】から
(A)○〔由布院駅前バスセンター〕→由布市コミュニティバス 湯布院地区塚原コース・スクールバス塚原コース 竹内牧場行き 乗車 〔鳥越入口〕下車 徒歩3分
18分 200円 ※土日祝運休 ※スクールバス混乗便は、学校行事で変更あり
(B)○徒歩33分

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温泉道№082 由布院温泉 ゆふいん泰葉 ★★★★

温泉ガイド  →公式[ゆふいん泰葉]

 庄屋の館の対岸に位置していますが、こちらはほとんど濁らない淡青色の湯。宿のサイトの説明によれば、空や海が青いのと同じ原理で青く見えるらしく、湯自身が絵の具を溶かしたように青いわけではないそう。もちろん湯のコンディションによっても異なってくるので、真っ青でないときも「無闇に期待した自分を恥じいる謙虚なる心構え(九州温泉道 十善戒より)」を持ちましょう。
 湯に浸れば、他ではなかなか感じられない肌触りに驚きます。アルカリ泉で感じるツルツル感(ストレートに言えば漂白剤を触った後のツルツル)とは違い、なんというか、やさしいツルツル感に包まれます。温泉番組のように何度も手や足をさすってみたくなりますね。湯から上がれば、由布院らしい上品なつくりの施設の真横で、工業地帯よろしく源泉井が荒々しく湯気を噴き出している対比も面白い。
 なお、以前ご紹介していたランチは残念ながら営業をやめてしまったそうです。ランチを食べたら入浴無料でオトクだったんですが・・・。もうアフターコロナ時代となりつつあるので、再開してくれないかなぁ。
 もう1軒の指定施設「庄屋の館」は川のすぐ対岸に位置するのだが、橋がないので大回りして徒歩13分。
 追。
 以前ご紹介していた共同湯「加勢の湯」は、2024年6月に休業されたそうです。荒木共同浴場につづいてこちらも閉まってしまったことにより、観光色のない隠れ家のような共同湯は由布院から姿を消してしまいました。由布院にいく楽しみがなくなってしまって悲しい。
〔2024.10更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR由布院駅】から
(A)○〔由布院駅前バスセンター〕→由布市コミュニティバス 湯布院地区塚原コース・スクールバス塚原コース 竹内牧場行き 乗車 〔鳥越入口〕下車 徒歩9分
18分 200円 ※土日祝運休 ※スクールバス混乗便は、学校行事で変更あり
(B)○徒歩31分 庄屋の館に行く県道と違って、裏道なのでそれなりに散策気分で歩けます。

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温泉道№073 塚原温泉 火口乃泉 ★★★

温泉ガイド  →公式[火口乃泉]

 大昔は、共同湯を囲んで3軒の温泉宿がありました。当時、登っていく坂道の途中で、晴れているのにあった小さな水たまりに気付いて手を浸すと、それも温泉だったのを印象深くおぼえています。2007年に、隠し砦の三悪人のロケが行われましたが、まさにそんな雰囲気でした。
 久しぶりに再訪して、わずかな区間が砂利道で残っているのを懐かしく思いましたが、もう温泉の水たまりには出会うことはできず、温泉宿も取り壊されてすっかり様変わりしているのも驚きました。浴場も建て直されたもので、かつての古い共同浴槽の縁がそのまま駐車場に埋もれて残っていることを教えてもらい、少々切ない気分に・・・。祠(ほこら)に奉られているお地蔵さまは、かつて旧浴場におかれていたものを移したものだそう。
 お湯は、あいかわらず口に含むと歯が溶けそうな酸性泉で、強烈なレモネードのような味わいです。露天風呂もありますが、ここは木の浴槽と木の簀の子が敷き詰められた洗い場をもつ内湯がイチオシです。青森の酸ヶ湯のミニバージョンのような感じです。また沢水を引き入れて造成するようになったので、湯量の問題はクリアされ冬期も入浴できるようになってます。宿があった頃は、雨量の少ない冬期は温泉も枯れるので休業していたと記憶しています。
 料金は内湯が500円、露天風呂が600円、両方入ると800円、噴気孔見物にいくと200円と、何かと別料金になっています。昔は、噴気孔は誰でも自由に見に行けたけど・・・。
 かつては福岡~大分間の高速バス「とのよくに号」各停便が停車する高速由布岳BSから徒歩のアプローチが可能でしたが、2016年10月末の同路線の廃止により公共交通機関を使っての訪問は、かなりの徒歩連絡を伴う温泉となりました。
〔2024.07更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR由布院駅】から
(A)○〔由布院駅前バスセンター〕→由布市コミュニティバス 湯布院地区塚原コース 竹内牧場行き 乗車 〔川向〕下車 徒歩43分
31分 200円 ※火・金曜運転 祝日運休
(B)○〔由布院駅前バスセンター〕→由布市コミュニティバス 湯布院地区スクールバス塚原コース 竹内牧場行き 乗車 〔リック入口〕下車 徒歩38分
19分 200円 ※水曜運転 祝日運休 ※スクールバス混乗のため学校行事で変更あり
  ◆  ◆  ◆
【JR別府駅】から
○〔別府駅前西口3〕→亀の井バス [41]サファリ行き 乗車 〔堀の口〕下車 徒歩86分
42分 850円 

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温泉道№203 湯平温泉 旅館山城屋 ★★ 

温泉ガイド  →公式[旅館山代屋]

 私は、九州で五指に入ると思っている「温泉街」、湯平。石畳のメインストリートの両側にびっしりと旅館や店が並ぶさまは、九州屈指の情緒あふれる湯のまちといってよいでしょう。
 かつては大分交通と亀の井バスのダブルトラックだった路線バスも、晩年はボンネットバスまで投入したものの撤退。(ボンネットバスの写真は、湯平駅の待合室に掲示されています)以前はよく泊まりにも行っていたのですが、定期バス廃止後はめっきり足が遠のいています。由布市のコミュニティバスが設定されているものの、地元の方の買い物や通学用のダイヤで往復アクセスすることは困難。(そもそも「湯平温泉」というバス停がないことから、外部の観光客の利用は想定していないのでしょう)宿に泊まれば、湯平駅までは送迎してくれると思いますが。
 今、この温泉街を襲うのは深刻な湯量不足。5つの共同湯があり、かつてはそれぞれに泉源を持っていたのですが、やむなく共同配湯になり、さらに事態が深刻になって共同湯は湯量不足ですべて閉鎖されてしまいした。日帰り入浴を受け付けているのは、ここ山城屋と志美津のみ。共同配湯なのでどこも同じ湯で、そういう事情なのでどこもかけ流しにすることはできず循環湯です。新泉源の掘削が進められており、共同浴場の再開も目指されているようですが、工事は遅れ気味のよう。最新の情報は湯平温泉観光案内所の公式サイトをご覧下さいな。
 こちら山城屋は、石畳のメインストリートには面していないのですが、細くくねったコンクリート舗装道に面したやっぱり湯平らしいお宿で、「山奥の小さな旅館ながらインバウンド客には知られた宿」だそうです。まあ、前述のような事情により、お湯がちょっと力不足なところはやむを得ないですね・・・。
〔2023.12更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR湯平駅】から
○〔湯平駅前〕→由布市コミュニティバス 湯布院地区湯平コース/スクールバス湯平コース 中山行き 乗車 〔嬉し乃食堂前〕下車 徒歩8分
17分 200円 ※スクールバスも混乗できます。 
  ◆  ◆  ◆
【JR由布院駅】から
○〔由布院駅前バスセンター〕→由布市コミュニティバス 湯布院地区湯平コース 中山行き 乗車 〔嬉し乃食堂前〕下車 徒歩8分
45分 200円 湯平コース ※月・木曜日運転 祝日運休 
47分 200円 スクールバス湯平コース 土日祝運休 ※スクールバスも混乗できます。

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