大分都市圏-私家版 九州温泉道ナビ

温泉道№215 大分温泉 あたみ温泉 ★★★

温泉ガイド  →[大分市観光協会]

 日豊線が地上を走っていたころは、大分駅到着の直前に見える温泉マークのついたこの建物をみると、「ああ大分に着いた」って感じでした。今は高架となり少々遠くなってしまいましたが、もっとも駅近の銭湯であることは変わりありません。
 熱い~モール泉がお出迎え。もちろん、非加水・非加温・かけながし・非消毒の真正な温泉。湯口は男湯は鯉なんですが、女湯は象だそう。熱湯とぬる湯に分かれていますが、どちらも熱め。
 タイルの一部が額縁のようになっており、北欧っぽい(?)山と湖が描かれています。描かれた景色も(タイル絵じゃないけど)も銭湯っぽい。大分市街地の銭湯については、王子温泉の項で詳しく書いてますのでそちらもご覧下さいな。銭湯なので、営業開始が遅いのが少々困りますが、夜は10時までやっているので博多行きの最終の特急に乗るつもりでも、充分立ち寄ることができます。
〔2024.08更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR大分駅】から 
○徒歩2分

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温泉道№216 府内温泉 ★★★

温泉ガイド  →公式[府内温泉]

 こちらは、府内城趾(大分城趾)のちかくに2019年に開業したばかりの温泉施設で、ビルの1階に入っているちょっと上品なスーパー銭湯的な施設です。
 お湯は、大分市街地デフォルトのモール泉。いわゆる大深度温泉ですが、加水・加温・循環なしのかけ流しで、しかも非消毒。都心の温泉でこれができるのはやはり「おんせん県」ですよね。泉質名が純重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩温泉)だけあって、トロトロもしっかり感じます。温泉情緒があるのかといわれると、「それはない」けど。
 あたみ温泉とかさねて指定した意味はちょっとわかりませんが、県庁所在地駅を降り少し歩いたビルの1階にこんな湯があるってことは、九州温泉の底力を全国に知らしめることになるわけで、そういう意味では九州温泉道の指定は異存のないところです。
〔2024.10更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR大分駅】から 
(A)○徒歩8分
(B)○〔大分駅前2〕〔大分駅前7〕→大分交通 各方面行き 乗車 〔竹町(大分銀行前)〕下車 徒歩2分
3分 200円
(C)○〔大分駅前6〕→大分バス 各方面行き 乗車 〔竹町(赤レンガ通り)〕下車 徒歩2分
3分 200円

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温泉道№153 大分温泉 王子温泉 ☆☆☆

温泉ガイド  →[大分市観光協会]

※九州温泉道指定施設ではありません
 市内の銭湯がほとんど掛け流しの温泉という「温泉都市」なのに、となりに別府があるせいか、大分市街地の湯は影が薄い感じがします。しかし、その湯はアルカリ単純泉とかじゃなくて、かすかに甘味さえ感じる黒いモール泉と、濃厚な析出物を出す土類泉の豪華2本立てなんですよ。ざっくりいえば、市中心部はモール泉、久大線南大分駅付近で土類泉が楽しめます。県庁所在地でこれだけ特徴ある湯が手軽に楽しめるところって、他にそうないような気がする・・・。詳しくは大分市観光協会のサイトをご覧下さい。
 この王子温泉は、前者のモール泉。黒いお湯がお迎えしてくれます。その他、あたみ温泉(大分駅から徒歩2分)、いかりやま温泉(滝尾駅から徒歩11分)などもオススメ。(と書いていたら、王子温泉と入れ替わって、あたみ温泉が追加指定されました^^/)
 なお、これらの銭湯は営業開始時刻が遅いのが玉に瑕だけど、そういうときのスペアとして百歳(ももとせ)の湯(ホテルニューグロリア)をご紹介しておきます。ビジネスホテル、カプセルホテル、温泉センターが合体したような施設で、24時間入れるのが強み。アツアツ湯のみの銭湯と違い、湯船が広くぬる湯も楽しめます。もちろんモール泉のかけ流しです。男性600円(1時間以内)・女性600円(2時間)と性別で利用可能時間が違うちょっと不思議なお湯。男性の方にはちょっとくつろげるスペースがあって、リラックスチェアに寝ころんで過ごせるので、2時間滞在時は1000円という設定になってます。
 余談。
 もうだいぶ前の話になりますが、ある日、王子温泉を訪問したところ、どうも写真でお見かけしたことがある方が・・・。話かけてみると、やはり選定委員の方。「これからシビアに、良い湯だけを選んでいきますよ」と力強いお言葉をいただきました。もう少し温泉談義をさせていただきたかったのですが、帰りの高速バスの最終時刻が迫っていたので、後ろ髪引かれる思いで先にあがりました。
 残念ながら王子温泉は2020年度末に指定除外となりましたが、九州温泉道は末永く続いていくよう願ってますm..m
〔2024.10更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR西大分駅】から 
○徒歩16分
  ◆  ◆  ◆
【高速バス大分新川バス停】から 
○徒歩15分
  ◆  ◆  ◆
【JR大分駅】から
(A)○〔大分駅前〕→大分交通 [2]ソフトパーク前経由県立図書館方面行き循環 乗車 〔王子中町〕下車 すぐ
10分 200円 
(B)○〔大分駅前〕→大分交通 [9][16][AS50~70]新川経由別府方面行きなど 乗車 〔王子町〕下車 徒歩5分
11分 200円 

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温泉道№054 大分温泉 大分キャセイホテル ☆☆☆

温泉ガイド  →公式[大分キャセイホテル]

※九州温泉道指定施設ではありません
 なんだこれは! ビジネスホテルの浴場とはとうてい思えない、土色の析出物でコーティングされた湯船。51℃と泉源はそれほど熱いものではないのですが、泉源井から離れてないためアツアツのまま注がれており、自由に加水できるようにホースが左右2箇所から突っ込んであります。冷却の方法を少し工夫するとさらに濃厚な湯が楽しめそう。
 ホテルのフロントと、浴場入口(キャセイの湯)は別なんだけど、結局ホテルフロントで料金を払わないといけないのでまず向かうのはフロント。看板猫のゴンちゃんがフロントに出勤しているときは、コロコロとなでることができるサービス付き(?)
 理由は分からないのですが、2018年度に九州温泉道の指定施設から外れてしまいました。しかしスタンプはなくなっても、訪問する価値のある湯だと思います。
 なお、名前はなんだか高級感漂うホテルですが、最大24人泊まれる大部屋なんかがあったりするので、タイミングが悪いとタイミングが悪いこと(ちょっとぼかしておきますが^^;)になりますのでご留意下さい。
 また、激アツに耐えられない人は、南大分駅からアクセスできる天然温泉天の川に行ってみましょう。外観はフツーのスーパー銭湯ですが、中に入ってご覧なさい。他県であれば濾過してしまいそうな土色の濃厚析出湯がそのままそそがれています。
 温泉には、泉質を大事にする施設、それを楽しむことができる浴客、そして理解ある保健所(行政)の三位一体が必要だと思います。それがすべてそろっている県が、やっぱりおんせん県だとシミジミ思います。
〔2024.07更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR賀来駅】から
駅前の〔賀来駅前〕バス停からは、この方面のバスはない。徒歩3分のバイパス上の〔桑原上〕から乗車
(A)○徒歩15分 
(B)○〔桑原上〕→大分バス [L20~29]大分県庁前方面行き 乗車 〔賀来入口〕下車徒歩3分
3分 190円
  ◆  ◆  ◆
【JR大分駅】から
○〔大分駅前5〕→大分バス [L20~29]大道小学校前経由大学病院方面行き 乗車 〔賀来入口〕下車徒歩3分
17分 360円 

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温泉道№161  丹生(にゅう)温泉 和みの湯 ★★★

温泉ガイド  →[大分市役所] 

 大分市観光協会がオシ中の大深度地熱温泉から、2016年に追加指定となりました。建物もまだ新しく、文字通りの「ニュウ」温泉です。
 清掃センター建て替えにともなって地域振興として市が掘削した公営温泉で、不要な飾りのないこざっぱりとした施設になってます。道路を挟んで反対側は「ここはシリコンバレーか?」というぐらい広々と芝生が広がった大分キャノンのエントランスで、なんだか対照的^^;
 太陽の日が差すと薄黄色の湯が、黄金色にキラキラときらめきます。微かに含まれるカルシウムイオンが浴槽の縁に薄く析出しているのも成長が楽しみ。お湯はしっかり甘味を感じる重曹泉でツルツル感が楽しめます。
 湯量が安定していないらしく、2024年夏の時点では、土日は17:00で露天風呂に新湯投入をやめる設定になってます。(土日は利用客が多くて、カランの湯を確保するため)でも、それがぬる湯になって、この熱い夏にはサイコーでした。受付で「これってずっとそうなんですか?」とたずねると、「夏場は夕方止めても、入浴できる温度で大丈夫だろうって・・・。いま試行錯誤の最中で、冬場はそういうわけにはいかないだろうし、そのときまた考えようって」とのことでした。
〔2024.08更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR大分駅】から
(A)○〔大分駅前6〕→大分バス [D81][D82]宮河内ハイランド・広内行き 乗車 〔志村(川添方面)〕下車 徒歩27分
30~31分 500円 
(B)○〔大分駅前6〕→大分バス [D75][D77]佐賀関行き・[D71]城原行き 乗車 〔志村〕下車 徒歩29分
29~31分 500円 
  ◆  ◆  ◆
【JR鶴崎駅】から  
(A)○〔鶴崎駅前〕→大分バス [D81][D82]宮河内ハイランド・広内行き 乗車 〔志村(川添方面)〕下車 徒歩27分
5分 180円 
(B)○〔鶴崎駅前〕→大分バス [D75][D77]佐賀関行き・[D71]城原行き 乗車 〔志村〕下車 徒歩29分
4分 180円 

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ここも入っとこ♨ 塚野鉱泉 ☆☆☆

温泉ガイド  →[山水荘]

※九州温泉道指定施設ではありません
 湯治場の雰囲気漂う、寂れた温泉地。
 やたらに周囲に空き地があるけど、これはぜんぶ潰れたお宿のあと。廃墟のようになった宿がひしめいているのももの悲しかったけど、空き地だらけも淋しい。いまは残った山水荘の外湯と言うことになっているようです。その奥には塚野霊泉という額がかかったお堂があり、そこが源泉。深い色をした鉱泉が湧き出し、浴場に送られていきます。
 これ以上寂れると廃業して入れなくなりそうなので、皆さんもぜひ足を向けてみて下さい。「九州観光推進機構」的にはこちらを指定した方が、九州の温泉文化をアピールできたかもって思うのですが、溜湯だから? 掛け流しばかりがいい湯じゃないと思うけど。
〔2024.07更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR大分駅】から
○〔大分駅前5〕→大分バス [K25][K51]野津原公民館行き 乗車 〔塚野温泉入口〕下車 徒歩15分 
26~31分 540円 

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温泉道№066 高崎山温泉 おさるの湯 ★★★

温泉ガイド  →公式[おさるの湯]

 比較的新しい施設です。旧狭間町(現 由布市)の大字高崎にありますので、「高崎」を名乗ることには問題はありませんが、「高崎山」「おさる」とくれば、うみたまごのあたりの「高崎山」を思い浮かべるのがフツーじゃないでしょうか。著名な地名にあやかるにしてもちょっとどうなのか、・・・などとなめたことを書いていましたが、すいません。行ってみて素直に感動しました。
 机張原バス停からのアクセスを敢行しましたが、激しいアップダウン、アスファルトがはげまくりの痛んだ道路、高速道路の廃バス停(道路公団は整備したものの、結局とまる高速バスがなく廃墟状態の挾間BS)、最後は人家があるとは思えない谷底に転げ落ちる道を進んでいきます。日没を迎えつつあり、この先にホントにあるのだろうかと不安になってきたところで、派手なLEDのイルミネーションを灯した建物を見つけ、やっと安心。
 日が完全に落ちると街灯もない荒れた林間の道は闇に沈み、遠くに街の光がやっとみえるだけ。そんな道を、ときおり砂利をはじき飛ばしながら、また1台、もう1台と車がやってきます。男の露天風呂からは、砂利採取場が見下ろせ、近くの高速道路を走る車の音が聞こえます。
 ・・・さて、もうこれで湯の良さは語るまでもないでしょう。そうやってたどり着いたここで、掛け流しの豊富な湯に浸かるわけです。
 追
 2024年現在、机張原バス停からずっと温泉の幟旗がたてられ、途中で心細くなることはなくなりました。また、この施設は、露天風呂とサウナ主体の内風呂の2つがあり、入口が別々でどちらかを選ぶシステムになっています。(料金を2回払えば両方入れます) (通路の途中ですが戸外です)涼み台のようなコーナーもあり、風呂上がりに自販機で買ったジュースを飲んだり、扇風機に当たって涼むことができます。
 高速バスとよのくに号が、挾間BSに停まってくれれば、一転してバスでも便利な立地になるんですが・・・。
〔2024.10更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR向之原駅】から
○〔向原駅〕→由布市コミュニティバス 狭間地区七蔵司コース 中台公民館行き 乗車 〔石堂〕下車 徒歩8分
45分 200円 ※月・水曜運転 ※1日1往復で〔中台公民館〕側が始発のため、駅から往復のバス利用はできない。
  ◆  ◆  ◆
【JR西大分駅】から
2014年のダイヤ改正で、大分交通のバス路線は廃止され、コミュニティバスに転換されました。〔机張原公民館〕から乗車するときは、電話予約が必要です。(〔西大分駅前〕からは予約不要)
○〔西大分駅前〕→やはたコミュニティバス  机張原(きちょうばる)公民館行き 乗車 〔机張原公民館〕下車 徒歩25分 
16分 390円 

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