霧島・湧水地区-私家版 九州温泉道ナビ

温泉道№104 硫黄谷温泉 霧島ホテル ★★★★

温泉ガイド  →公式[霧島ホテル]

 プールのような(決して塩素臭いということではなく)大浴場に度肝を抜かれます。もちろん座ると溺れるので立ってないといけません。混浴湯ですが、首の下まで白濁した硫黄泉に浸かった状態なので、あまり気にならない(と思う)。それでも女性専用時間帯が設けてあり、その時はこの大浴場に男性は入れないので注意。その他にも塩化物泉、鉄泉、明礬泉などの多彩な湯があります。
 かつて硫黄谷といわれる集落に湧いていた湯が地滑りで流されここにまとめられたため、さまざまな湯が1箇所で入れるようになったそう。
 いつもの余談を言えば、整備された野湯である目の湯が、硫黄谷バス停から少し山を下った側から始まる遊歩道に入ってすぐの位置にあります。あまりにも便利すぎて、見学だけの客が時々やってくるので逆に入りにくい・・・。季節によってぬるかったり、熱すぎては入れなかったりするので、まあ運試しにどうぞ。
 これだけバス路線がJR各駅からあるのに、「九州温泉道公式」の交通案内は駅からタクシー20分というのはあんまりでしょ。なお、バス停から坂を登らなければならないけど、バス停にホテル直通電話があり連絡すると送迎車が迎えに来てくれます。まあ、健康な方は歩きましょうね。
 霧島地区のバス路線が乗り放題になる「霧島のったりおりたりマイプラン」乗車券1100円が、国分駅・隼人駅・霧島神宮駅・鹿児島空港バス案内所・霧島いわさきホテルなどで発売中です。
〔2024.03更新〕

交通案内   →グーグルマップ

□霧島温泉のバス総合案内□
 著名な温泉地ながら、2022年、2023年のバスダイヤ改正で大幅に便数が減っていますので、注意が必要です。
 JR日豊線利用の場合は、基本的に霧島神宮駅で乗り継ぎます。なお霧島神宮前発のバスの始発は国分駅前ですので、国分駅で下車した場合はそこから乗車することもできます。なお、以前メインルートだった、国分駅前発妙見温泉経由霧島いささきホテル行きの系統は全廃されています。
 JR肥薩線利用の場合は、バスのダイヤに合わせ嘉例川駅か霧島温泉駅で下車します。霧島温泉駅発のバスは土日祝は全便運休です。嘉例川駅は駅前に〔嘉例川駅〕バス停がありますが、そのバス停は妙見温泉方面しか発着しませんので、徒歩5分離れている県道上の〔嘉例川〕バス停より乗車します。
 なお、隼人駅~妙見温泉~鹿児島空港線と、霧島いわさきホテル~鹿児島空港線は、途中の〔塩浸発電所〕にて接続するダイヤが一部組まれており、霧島の温泉群と新川渓谷温泉群(妙見温泉など)をはしご湯するときに使えます。
 霧島温泉のホテル群があるのは〔丸尾〕バス停付近です。バス終点の〔霧島いわさきホテル〕は廃業して(お店、温泉、人家など)何もありません。丸尾の三ツ角には、霧島温泉駅線・空港線が停まる〔丸尾〕、霧島神宮線の〔丸尾〕、両系統がとまる〔丸尾温泉〕の3箇所にバス停が分かれており、よくわからないときは〔丸尾温泉〕で待つのが確実です。
  ◆  ◆  ◆
【JR霧島神宮駅】から
○〔霧島神宮駅〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔硫黄谷〕下車 徒歩4分
33分 630円 
  ◆  ◆  ◆
【JR霧島温泉駅】から
○〔霧島温泉駅〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔硫黄谷〕下車 徒歩4分 ※土日祝運休
30分 580円
44分 580円 内之野経由
  ◆  ◆  ◆
【JR嘉例川駅】から 〔嘉例川〕まで徒歩5分
○〔嘉例川〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔硫黄谷〕下車 徒歩4分
33分 660円 
  ◆  ◆  ◆
【高速バス鹿児島空港南】から 〔鹿児島空港〕まで徒歩10分
○〔鹿児島空港〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔硫黄谷〕下車 徒歩4分
39分 810円 

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温泉道№105 湯之谷温泉 霧島湯之谷山荘 ★★★★★

温泉ガイド  →公式[霧島湯之谷山荘]

 簡素な浴室には3つの浴槽があり、一人はいるといっぱいになる正方形の浴槽がかなりぬるい炭酸泉です。もう一つが熱めの硫黄泉で、その両者に挟まれた中央の浴槽は両方から湯が流れ込みちょうどいい温度になっています。炭酸泉に湯が注がれるバルブを閉めると、上に回したパイプに湯が上がって打たせ湯になるのが面白い。ただ、しきりも何もないので、人が少ないときにチャレンジしましょう。あたり一面しぶきが飛び散りますから。
 湯の量にあわせた風呂の大きさ(つまり小さめ)で、かつ、みなさん長湯されます(常連客は1時間ぐらいはザラに入ってます)ので、平日の午前中などを狙いましょう。いちばんのオススメは、湯治部での自炊宿泊ですね。東北の湯治宿にしかないと思っていた機械仕掛けのコインタイマー式のガスコンロに出会えました。山中の一軒屋なので、バストラベラーはしっかり食料を買い込んでから行きましょう。丸尾三ッ角に、コンビニや食堂があります。また、日没後に到着の場合は、バス停から宿までは漆黒の山道となりますので、懐中電灯は必携です。
 丸尾温泉にある公衆浴場ガジロが湯が自炊宿ををやめて日帰り専業湯になってしまったので、ここが霧島地区で唯一の自炊宿になってしまいました。今は、便利なシーズニングが様々発売されるようになりましたので、お米と、調味料としては、醤油(主に朝食の玉子かけごはんとか海苔用)とオリーブ油(サラダ油より応用範囲が広い)をR-1の空き瓶にちょっと入れて持ってくれば、意外と自炊は簡単。旅の途中に1回入れると、温泉旅館のマンネリ夕食とは違うワンポイントとなって楽しいですよ。
 なお、お帰りの際のご注意。湯之谷温泉入口のバス停は、上りと下りでかなり場所が離れており、上り(丸尾→霧島神宮)側は、ちょうど湯之谷温泉に入る林道の分岐点に停まりますが、下り(霧島神宮→丸尾)側は丸尾側の霧島山上ホテルに近い位置に停まるので注意。「片バス停」と勘違いして道路の反対側にボーッと立ってると通過されちゃいます。
〔2024.03更新〕

交通案内   →グーグルマップ

→霧島温泉のバス総合案内も参考にどうぞ。
 ◆  ◆  ◆
【JR霧島神宮駅】から
○〔霧島神宮駅〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔湯ノ谷温泉入口〕下車 徒歩6分
26分 550円 
  ◆  ◆  ◆
【JR霧島温泉駅】から
○〔霧島温泉駅〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔丸尾〕下車 徒歩23分 ※土日祝運休
25分 530円
39分 530円 内之野経由
  ◆  ◆  ◆
【JR嘉例川駅】から 〔嘉例川〕まで徒歩5分
○〔嘉例川〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔丸尾〕下車 徒歩23分
28分 620円
  ◆  ◆  ◆
【高速バス鹿児島空港南バス停】から 〔鹿児島空港〕まで徒歩10分
○〔鹿児島空港〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔丸尾〕下車 徒歩23分
34分 770円 

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温泉道№106 新湯温泉 霧島新燃荘 ★★★★★

温泉ガイド  →[民営国民宿舎協議会]

 バス停から温泉に行くまでの道筋には、あちらこちらから噴気が立ち上りイオウがこびりついた岩場が広がっており、温泉への期待が高まります。やがて、赤松の谷間に煉瓦色のお宿と、別棟の温泉、そしてかつての自炊棟(現在は使用不可)が見えてくると、さらに「ああやっと来たな」という思いがあふれてきます。絵の具を溶いたような青白色の露天風呂がチラリと見えると、もう高揚をおさえることはできません。ここは誰がなんと言おうと、九州を代表する88湯どころか、私はトップ10を選べといわれても躊躇なく推しちゃう名湯。
 木をくりぬいた一人風呂がお宿側にあって、宿泊すればそちらにも入浴できます。露天風呂のすぐ上で養殖しているヤマメや、鹿児島郷土料理の骨まで食える豚骨などが供される夕食もおいしい。代替わりされて、食事もグレードアップしてます。
 なお、その昔、長湯して硫化水素中毒で亡くなった方もおられるため、入浴時間の管理はたいへん厳しく、日帰りの場合は料金を払っても延長は認められていません。また、露天風呂は男女混浴のため、温泉そのもの撮影が固く禁じられています。ふつうのお宿と違ってルールが厳しいのは理由があることですので、注意しておきましょう。
 新燃岳の噴火危険区域に入って休業を余儀なくされた間は、女将さんが「自分の本業は大工かと思った」と言われるほど、一家で宿舎の手入れをされていたそうです。
 宿泊すれば「霧島いわさきホテル(林田温泉)」バス停まで送迎してくれます。
〔2024.05更新〕

交通案内   →グーグルマップ

→霧島温泉のバス総合案内も参考にどうぞ。
 ◆  ◆  ◆
【JR霧島神宮駅】から
○〔霧島神宮駅〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔霧島いわさきホテル〕下車
36分 670円 
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○★〔霧島いわさきホテル〕→鹿児島交通 霧島連山周遊バス 乗車 〔新湯温泉入口〕下車 徒歩8分
7分 200円 
*〔新湯温泉〕が最寄りバス停だが、えびの高原を往復してからの経由となるため30分以上遅くなる。
  ◆  ◆  ◆
【JR霧島温泉駅】から
○〔霧島温泉駅〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔霧島いわさきホテル〕下車 ※土日祝運休
33分 620円
47分 620円 内之野経由
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○   上記★のバス
  ◆  ◆  ◆
【JR嘉例川駅】から 〔嘉例川〕まで徒歩5分
○〔嘉例川〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔霧島いわさきホテル〕下車
36分 710円
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○   上記★のバス
  ◆  ◆  ◆
【高速バス鹿児島空港南】から
 鹿児島空港南バス停より〔鹿児島空港〕まで徒歩10分
○〔鹿児島空港〕→鹿児島交通 霧島いわさきホテル行き 乗車 〔霧島いわさきホテル〕下車
42分 850円 
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○   上記★のバス

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ここも入っとこ♨ 霧島温泉 山ん城温泉☆☆☆☆☆ 

温泉ガイド  

※九州温泉道指定施設ではありません
 昔は観光案内所で地図を配るぐらいメジャーな野湯だったのですが、他県での硫化水素事故をきっかけに一転して自治体が立ち入り禁止としてしまいました。(「そんなところを紹介するな」というかたは以下は読み飛ばしてください。)
 その昔は、いろんな方が車で横付けして入浴するのでゴミも散乱して酷かったのですが、最後1kmの林道入口が封鎖されて、徒歩のアクセスが必要になり、温泉好きな方だけがひっそりと訪れる野湯に戻りました。このままがいいのかも知れないと思います。
 川を渡ってすぐに見える砂防ダムのあたりは入浴ポイントではなく、さらに川に沿って遡上すると「硫化水素注意」の看板が出てきますから、そこから道を降りるとすぐです。歩きやすい服装・靴が必要です。なおその地点まではdocomoの電波が届いてます。au、softbankはダメ。
 高温の温泉水とまったく温度のない河川水が合流しており、そのあたりで適温の場所を探しましょう。なお、上流の噴気が多いところには近付かないこと。濃度の高い硫化水素を吸うと嗅覚がやられますので、風がなく臭いが強いなと思ったら引き返しましょう。かまわず進むと臭いを感じなくなるそうですが、それは硫化水素濃度が下がったのではなく嗅覚が麻痺している状態でたいへん危険です。
 さて、お湯のお話。九州で最も入浴環境が快適(広い、適温、湯量豊富)な野湯で、北海道のカムイワッカや東北の川原毛大湯滝に匹敵する全国で屈指の名野湯だと思います。湯船をつくる必要などありません。川がそのまま白濁の硫黄泉です。
 さいごに。当サイトを訪れる方はわずかでしょうし、私もビビりながらのご紹介ですので、ケシカランという方はスルーする情報リテラシーを身につけていただけると幸いですm..m 間違って本サイトがメジャーになったときは迷わず削除しますから。でもね、秋田県湯沢市のように、ちゃんと整備して管理の元で入浴できるようにしてそろそろいいんじゃないかしら。
 ともかく「なんかおっかなそう」と言う方には、硫黄谷温泉の近くの目の湯をご紹介しておきます。こちらはガイドブック等にも載ってる公式の(?)野湯で、遊歩道脇にあり硫黄谷バス停から徒歩5分ほど。狭くて落ち葉がたまっていて、激アツだったり、入浴をためらうほどのぬる湯だったりと、一筋縄ではいきませんが、気軽にアクセスできます。
〔2024.03更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【硫黄谷温泉バス停】から ※〔硫黄谷〕までのバスは、霧島ホテルのコメント参照
○徒歩90分
※タクシーも林道入口まで行ってくれます。なお事前にタクシー会社に問い合わせたりしないでね。向こうも困るので。乗ってから運転手さんに頼みましょう。

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温泉道№206 吉松温泉 前田温泉 ★★★

温泉ガイド  →[湧水町役場]

 2021年度に追加指定されました。モール温泉地帯である吉松界隈では鶴丸温泉がすでに指定されているので、もう追加指定はないだろうと思ってましたが・・・喜ばしい。
 吉都線のガーター橋をくぐってすぐ。民家の中庭のような立地に、熱い湯が満たされた小屋がひっそりと佇んでいます。静かに湯を楽しみましょう。地元では「黒温泉」と呼ばれるモール泉の褐色は薄めですが、いまはなき人吉の新温泉や山鹿の桜町温泉を思い出す(ずっとこっちのほうがちっちゃいですけど)シミジミとした湯船です。
 何も表示がないのでわかりにくいですが、料金は手前左側の家屋で支払います。戸をガラガラッとあけると土間に料金箱が置いてありますのでそちらに置けばOK。おつりのないように。昼間はたいてい浴客はない無人状態で、夕方になると三々五々地元の方が入りにやってくる感じです。(熱めなので)加水したい方は、昼間のご利用がいいかも。
 あと、この付近の温泉案内をご紹介しておきますね。
・般若寺温泉・・・笹濁りの土類泉。共同の炊事場を有する本格自炊宿で、ここを拠点にお湯めぐりもいいかも。
・原口温泉・・・小さな雑貨屋の奥に、熱い湯が満たされた小屋がひっそりと佇んでいます。佇まいはイチオシ。
・吉松温泉ビジネスホテル・・・ビジネスホテルと思っていくと大間違い。家族湯とも書いてあるけど、料金はフツーの立ち寄り湯料金。ちいさな浴槽に満たされたモール泉に身を沈めましょ
〔2024.08更新〕

交通案内   →グーグルマップ

 コミュニティバス路線は2023年3月末に廃止になりました。
【JR鶴丸駅】から
○徒歩13分
  ◆  ◆  ◆
【JR吉松駅】から
○徒歩24分

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温泉道№124 吉松温泉 鶴丸温泉 ★★★★

温泉ガイド  →公式[鶴丸温泉]

 wikipediaによると鶴丸駅の1日平均乗降人員は7人だそう・・・。いくらなんでもこんな名湯が真ん前にあるのに少なすぎです。ホームを降りると、階段を数段上ると目の前が鶴丸温泉です。抜群の駅近度!
 旅館ですのでもちろん宿泊もできますし、実は仕出し屋さんが本業らしい(デイサービスのようなこともしている)ので、ちょっとしたお弁当や残りおかずなどが受付で売られています。
 以前、泊まったとき「吉都線の始発に乗るので朝食はいらない」と断ったところ、「いや大丈夫です、食べていって下さい」と言われ(朝の5時ですよ!)、ご飯と味噌汁と卵ぐらいでも出ると嬉しいな・・・と思っていたところが、おかずがしっかりついた食事が用意されて驚きました。恐縮しながら手早くいただき出立の際に帳場を覗くと、さきほどのおかずが詰められた弁当がずらりと・・・。ちょっと朝にしてはガッツリだなと思ったら、お弁当用だったんですね。
 さて、入浴しましょう。
 脱衣場がリフォームされて綺麗になってます。気持ちよく服を脱いで、中に入ると独特の2連の浴槽がお出迎え。モザイクタイルの絵はツルではなくシラサギがメインのようですが、これもなかなか。2連の浴槽のうち、手前がぬる湯用、奥が熱湯用で、源泉も水も自在に加えることができます。(浴客の加水状況によっては、あまり温度は変わらないこともあります)
 さて、ここで満足してはまだダメですよ。奥に50cmぐらいの小さな戸があります。これが実は露天風呂への出口。露天風呂は加水なしで、湯量を絞ってのかけながしとなっており、ほんとうに漆黒のヤミのような黒いモール泉。苦いぐらいのかおりが漂います。分析表を見るとめずらしく腐食質(モール)の表示がありなんと6.4mg。モール泉で有名な北海道の帯広駅周辺でもこの濃度をたたき出しているところはそうありません。(加水なしであれば2~3mgぐらい腐食質が入ってれば、かなり黒い湯になります) 地元九州びいきですいませんが、日本一の駅近モール泉といっていいかと思います。
 露天風呂でヌルヌルとすべる手足の感触を楽しんでいると、踏切の警報器が鳴って、ディーゼルカーのエンジン音が聞こえます。駅に列車が着いたみたいですねぇ・・・。
〔2024.08更新〕

交通案内   →グーグルマップ

 コミュニティバス路線は2023年3月末に廃止になりました。
【JR鶴丸駅】から
○徒歩すぐ

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ここも入っとこ♨ 湯之尾温泉 鵜泊温泉☆☆☆ 

温泉ガイド  

※九州温泉道指定施設ではありません
 湯之尾温泉は、かつては析出物を出す土類泉が出ていたのですが、菱刈金山の採鉱によって湯量が減少し、今はほとんど金山からの送湯。金鉱床から湧き出る温泉というのは面白いけど、透明な温泉の浴感はいまひとつ。その中で、金山の湯と、温度があまりないらしい独自泉源とを混合した鵜泊温泉をご紹介。旧河道に面した、南日本新聞の看板が目印の温泉っぽくない建物。まあ、前の道路を通っただけでは温泉とは気付かないですよね。析出物はもう成長しないけど、ちょっと昔の土類泉を思い出させる感じ。
 またスキモノには、湯之尾滝を一望する河原にある仮設風露天風呂で有名な「がらっぱ荘」も一浴をおすすめ(宿泊推奨)。まずは、浴場の外にある、長湯温泉を思わせる巨人の鼻が連なったような析出物(過去の湯之尾温泉泉源のときのもの)を見学。それからおもむろに宿泊者だけに許された、工事現場の足場のような階段を降りたところに位置する露天風呂に向かいます。
 私は真冬に投宿。まずは夕日を見ながら、次に深夜-5℃の氷点下の星空のもと、そして道路の街灯さえ霞む真っ白な朝霧の中と、思いっきり満喫することができました。東京・大阪からも温泉通の人が泊まりに来るのもうなずけるロケーション。しかし、九州温泉道にということになると、泉質的に次点ということになっちゃうのかな。なお、宿の方と話すと「温泉目当ての方は、鵜泊温泉にも必ず行かれますね」とのこと。いやぁやっぱりそうですか^^;
 難点は、この露天風呂はちょっと放置状態で少し自分で掃除をしてから入った方が良いって事ぐらいかな^^; 温度が高すぎるときは、階段の下にバブルがありますので加水しましょう。
〔2024.05更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR栗野駅前】から 
(A)○〔栗野駅前〕→南国交通 大口・大口高校行き 乗車 〔湯之尾〕下車 徒歩8分
14分 270円 
(B)○〔栗野三文字〕→南国交通 空港連絡バス 大口・水俣駅行き 乗車 〔湯之尾神社前〕下車 徒歩9分
11分 330円 ※〔栗野駅前〕から〔栗野三文字〕まで徒歩8分
  ◆  ◆  ◆
  ◆  ◆  ◆
【高速バス鹿児島空港南】 ※福岡~鹿児島、宮崎~鹿児島などの高速バスが停車 〔鹿児島空港〕まで徒歩10分
○〔鹿児島空港〕→南国交通 空港連絡バス 大口・水俣行き 乗車 〔湯之尾神社前〕下車 徒歩9分
42分 790円 
  ◆  ◆  ◆
【JR新水俣駅】から
○〔新水俣駅〕→南国交通 鹿児島空港行き 乗車 〔湯之尾神社前〕下車 徒歩9分
65分 1100円 

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