温泉道№195 阿久根温泉 きみよし温泉 ★★★
温泉ガイド →阿久根市観光サイト
九州新幹線ができて特急がなくなり忘れられた北薩の小さな市に、これまた忘れられた様に佇む公衆浴場。これがきみよし湯です。漢字で書くと、何かいわれがありそうな「侯吉湯」。真ん前を通っても知らなければ通り過ぎてしまいそう。
二つの浴槽があり、一つめには高温の湯が注がれてやや黄みを帯びているものの、ほぼ透明な新鮮さが分かるお湯。それから送り込まれる二つめの湯船は、少し温度が低く、早くも酸化がおこって濁り湯になっています。透明と濁り湯の両方に入浴できるのって、実は貴重だと思いますよ。(湯口は透明だけど湯船の湯は濁っているのは結構ありますが) 湯自体も、「公衆浴場でこれはアリなのか」と思うほどの濃厚食塩泉で、かつ放射能泉。この新鮮さなら放射能泉としての効能も十分ありそう。間違えて顔洗うと塩分が目にしみますよぅ。よくみると、浴室にさまざまなカラータイルが使われているのも注目ポイント。
なお、地元の方々には、露天風呂やら電気風呂やらが充実している近所の栄屋旅館が経営するぼんたん湯が、人気のよう。きみよし湯のすぐ裏(・・・というかそっちが表通り)にありますので、入り較べてみましょう。まだ日が落ちると寒い春先に再訪したのですが、温まりの湯である強食塩泉の連湯で、ふらふらと駅に向かって歩いているとまるでヒートテックを重ね着しているかのような感覚に襲われました。
なお、阿久根駅にはブルートレインの車両を使った列車ホテルがあったのですが、運営していたNPOが夜逃げ同然で放棄し、ゴミ捨て場の一角のようになってました。せっかく水戸岡デザインでおしゃれになった阿久根駅に隣接しながらなんとももったいないことでしたが、四国のうどん屋さんがクラウドファンディングの「オハネフ救出プロジェクト」に成功し四国へ旅立っていきました。なぜ四国の人なのか、九州人は何をしてるんだといわれると、ちょっとハズカシイ・・・。
〔2024.04更新〕
二つの浴槽があり、一つめには高温の湯が注がれてやや黄みを帯びているものの、ほぼ透明な新鮮さが分かるお湯。それから送り込まれる二つめの湯船は、少し温度が低く、早くも酸化がおこって濁り湯になっています。透明と濁り湯の両方に入浴できるのって、実は貴重だと思いますよ。(湯口は透明だけど湯船の湯は濁っているのは結構ありますが) 湯自体も、「公衆浴場でこれはアリなのか」と思うほどの濃厚食塩泉で、かつ放射能泉。この新鮮さなら放射能泉としての効能も十分ありそう。間違えて顔洗うと塩分が目にしみますよぅ。よくみると、浴室にさまざまなカラータイルが使われているのも注目ポイント。
なお、地元の方々には、露天風呂やら電気風呂やらが充実している近所の栄屋旅館が経営するぼんたん湯が、人気のよう。きみよし湯のすぐ裏(・・・というかそっちが表通り)にありますので、入り較べてみましょう。まだ日が落ちると寒い春先に再訪したのですが、温まりの湯である強食塩泉の連湯で、ふらふらと駅に向かって歩いているとまるでヒートテックを重ね着しているかのような感覚に襲われました。
なお、阿久根駅にはブルートレインの車両を使った列車ホテルがあったのですが、運営していたNPOが夜逃げ同然で放棄し、ゴミ捨て場の一角のようになってました。せっかく水戸岡デザインでおしゃれになった阿久根駅に隣接しながらなんとももったいないことでしたが、四国のうどん屋さんがクラウドファンディングの「オハネフ救出プロジェクト」に成功し四国へ旅立っていきました。なぜ四国の人なのか、九州人は何をしてるんだといわれると、ちょっとハズカシイ・・・。
〔2024.04更新〕
交通案内 →グーグルマップ
【肥薩おれんじ鉄道阿久根駅】から
(A)○徒歩12分
(B)○〔阿久根駅前〕 車庫前(南国交通川内営業所)・佐潟口・西方駅行き 乗車 〔阿久根港入口〕下車 徒歩2分
3分 160円
(A)○徒歩12分
(B)○〔阿久根駅前〕 車庫前(南国交通川内営業所)・佐潟口・西方駅行き 乗車 〔阿久根港入口〕下車 徒歩2分
3分 160円
温泉道№235 十三奉行温泉 十三奉行温泉 ★★★
温泉ガイド →出水ナビ
まず読めない。「じゅさぶろう」温泉といいます。「じゅ~さんぶぎょ~」→「じゅさぶよう」→「じゅさぶろう」という訛り方かな。
肥薩おれんじ鉄道の野田郷駅から、徒歩で、ちょっと丘の上に登ったところにあります。果樹園の散水用に井戸を掘ったら温泉が出てしまったという出自で、みかん畑(正確には蜜柑じゃなくて別の柑橘類だろうけど)を見下ろす位置に建物が建ってます。
私が入ったときはうすい白濁のお湯でしたが、九州温泉道公式の写真では赤褐色の色つきになってますね。タイルも褐色に染まってるし。一方、十三奉行温泉の公式サイトの写真では白色なんですが。
お湯の色が変わるっては温泉では時々あることなので(特に掘削の新しい湯では)、まあ、いいんですけど。赤褐色を帯びているのは鉄分か、土類系か気になります。
〔2024.04更新〕
肥薩おれんじ鉄道の野田郷駅から、徒歩で、ちょっと丘の上に登ったところにあります。果樹園の散水用に井戸を掘ったら温泉が出てしまったという出自で、みかん畑(正確には蜜柑じゃなくて別の柑橘類だろうけど)を見下ろす位置に建物が建ってます。
私が入ったときはうすい白濁のお湯でしたが、九州温泉道公式の写真では赤褐色の色つきになってますね。タイルも褐色に染まってるし。一方、十三奉行温泉の公式サイトの写真では白色なんですが。
お湯の色が変わるっては温泉では時々あることなので(特に掘削の新しい湯では)、まあ、いいんですけど。赤褐色を帯びているのは鉄分か、土類系か気になります。
〔2024.04更新〕
交通案内 →グーグルマップ
【肥薩おれんじ鉄道野田郷駅】から
○徒歩18分
◆ ◆ ◆
【出水駅】から
○〔出水駅〕 阿久根・佐潟口・平尾行き 乗車 〔岩元〕下車 徒歩12分
24分 400円
○徒歩18分
◆ ◆ ◆
【出水駅】から
○〔出水駅〕 阿久根・佐潟口・平尾行き 乗車 〔岩元〕下車 徒歩12分
24分 400円
温泉道№113 白木川内温泉 旭屋旅館 ☆☆☆☆☆
温泉ガイド →出水市観光特産品協会
※九州温泉道指定施設ではありません
白木川内の読みは、「しらきがわち」。北薩で湯川内温泉と双璧をなしていた白木川内温泉。水害から立ち直った湯川内温泉かじか荘が2023年秋にまさかの廃業となり、北薩の名湯はここだけになりました。
九州温泉道指定施設から外されてしまいましたが、温泉通にひっそり愛される湯に戻ったのは良かったのだろうと思っています。
入口までコミュニティバスが来ます。ただ「温泉入口」バス停からの道は、この先に民家があるのか・・・といった感じの「林道」で、日没後は絶対行こうという気がしない道・・・。携帯はもちろん圏外となります。
(白木川内温泉)山荘と旭屋旅館の2軒があり、旭屋旅館所有の1号泉が広くて湯量も豊富で温度も高め(といっても冬場はちょうど快適)、2号泉が山荘の所有で狭く湯量も少なくヌルめ(冬場はチト寒い)。どちらも位置的には旭屋旅館の建物の下にあります。ちょうどそこの岩盤から湯が出ていたので、そこに風呂をつくりました・・・という正真正銘の足元湧出湯。岩の微細な割れ目から時折ぷくりとわき上がる気泡に耳を澄ませながら岩にもたれると、チリチリと熱い湯がしみ出しているのが背のそこここに感じられます。わずかに硫黄臭、口に含むと広がる上品な甘味、渋い浴舎、これ以上なにが必要でしょう?
なお、2軒の宿は仲違いしているので、料金を払っていないのに自分のところに入っていると、邪険にされます。両方に払って両方とも入るのが安全策。旭屋旅館はあまりのボロさで旅館の免許を取り上げられちゃったそうで、今は宿泊出来るのは山荘のほうだけ。私は旭屋を贔屓にしており2回泊まってるんですが・・・なんとか宿泊復活しないかなぁ~。
ところで、長い余談。もう指定除外されちゃいましたけど、折角書いたので残しておきます。
名旅館とされる加賀屋という宿が能登にあります。みなさんも多分ご存じでしょう。こちらが九州にあったとして「温泉道に選ばれるのか?」というと、たぶんノミネートはされないハズ。なぜかといえば、加水・加温・循環・塩素消毒という魅力のない湯だからです。
九州温泉道は、別府温泉道を原型としつつ「温泉」そのものを基準とする、いままでありそうで実はなかったスタンプラリーです。一部の方が「キレイでない」と思う施設もありますし、「オモテナシ」が行きとどいていないところもあります。
私もいろいろコメントしているのでどの口が言うかと思われるかもしれませんが、個人的な負の経験は封印して、お湯そのものについて述べるよう努めています。遊びの文章ではありますが、御湯印帳に「入浴施設やサービスについて期待外れのことがあったとしても、決して悪口や陰口は控えること。あらゆる経験こそが湯の道の修行であると考えること」とあるのは、この企画の観点を物語っているのではないでしょうか。
九州温泉道でなければ指定されないような温泉のほとんどは、今の経営者の方が維持をおやめになると、その温泉が消滅してしまう可能性が高いお湯です。九州温泉道が「すべて」において問題のない施設だけに「精選」されてしまうと、それは巷の温泉人気ランキングとなんら変わらないものになり、企画の存在意義はかなり薄まってしまうように私は思います。
まあトラブルにあっても旅の記憶として胸にしまい、九州温泉道の公式サイトに書き込むのはほどほどにしましょう・・・ということでした。
〔2024.03更新〕
交通案内 →グーグルマップ
【出水駅】から
(A)○〔出水駅〕 大川内便(温泉入口経由) 乗車 〔温泉入口〕下車 徒歩15分
43分 200円 高牟礼・日当経由
(B)○〔出水駅〕 大川内便(温泉入口不経由の場合) 乗車 〔大川内診療所前〕下車 徒歩45分
24~30分 200円
温泉道№194 出水温泉 千宝の湯 ☆☆☆
温泉ガイド →公式[千宝の湯]
※九州温泉道指定施設ではありません
鹿児島県というより、ほとんど熊本県。駅は熊本県の袋駅が最寄りで、鹿児島県側の最寄り駅米ノ津までは5.8kmも離れています。
介護付き有料老人ホームいずみの2階に併設された、ずばり穴場的温泉。11:00~14:30のお昼時には簡易な食事処も営業しており、500円のたんたんうどんとか、500円の千宝カレーが看板メニューらしい。リーズナブルですね。
分析上は、アルカリ性の食塩泉ということですが、重曹成分も含んでおりツルツル感をしっかり感じます。湯口に近づけば、新鮮な温泉の印である泡付まで。源泉は、パイプで湯船の中に突っ込まれてますが、パイプの先端はくるっと回せるので上向きにして源泉を汲み取ることもできます。もちろん、掛け流しで、鹿児島県なのに(?)非消毒、非加熱、加水あり。
観光施設ではないので、露天風呂もなんだか機能的で無愛想といえばそう。そこから望む海は、横に建っている低層の特別養護老人ホーム出水の里の屋根が視界に入ってきて、いわゆるホテルなんかのオーシャンビューとは別モノだけど、やっぱ夕日なんか沈んだらキレイだろうなぁ。
2019年に九州温泉道に新規指定され、最近割合が減ってきている「ハコではなくユで選んだ施設」だなぁ・・・と喜んでいたら、2020年度末に指定除外となりました。もとが福祉施設なので、コロナ禍で県外者が多数訪れることになるのが脱退の理由かも。現在は、入浴料1000円で1日ゆっくりくつろぐタイプの温泉として営業されています。ちょっと駆け足入湯者にはつらい料金設定ですが、九州温泉道で増えてきた家族湯2000円とかよりマシですね。
追 このすぐわきを流れる県境になって川の名前はずばり「境川」。川の両岸を、水俣市と出水市のコミュニティバスがそれぞれ走っているのもなんだか面白い。ここから、上流へ徒歩15分ぐらいのところには、肥薩おれんじ鉄道のおれんじ食堂に乗っていると紹介される、県境にかかる石橋「境橋」もありますよ。
〔2023.01更新〕
交通案内 →グーグルマップ
【肥薩おれんじ鉄道袋駅】から
○徒歩25分
◆ ◆ ◆
【肥薩おれんじ鉄道水俣駅】から
(A)○〔水俣駅前〕 阿久根(佐潟口)・出水駅行き 乗車 〔切通〕下車 徒歩10分
12分 270円
(B)○〔水俣駅前〕 神川・湯堂線 乗車 〔神川下〕下車 徒歩6分 ※フリー乗降区間のため、〔上川中〕~〔神川下〕の境川にかかる橋のところで下車を申し出て下さい。
33分 300円 金曜運転
◆ ◆ ◆
【出水駅】から
(A)○〔出水駅〕 針原・切通線 乗車 〔鶴水園前〕下車 徒歩2分
51分 200円 行き ※第2・4土曜、日祝、盆、年末年始運休
56分 200円 帰り
(B)○〔出水駅〕 水俣車庫行き 乗車 〔切通〕下車 徒歩10分
19分 340円
温泉ガイド →出水市観光特産品協会
※九州温泉道指定施設ではありません
白木川内の読みは、「しらきがわち」。北薩で湯川内温泉と双璧をなしていた白木川内温泉。水害から立ち直った湯川内温泉かじか荘が2023年秋にまさかの廃業となり、北薩の名湯はここだけになりました。
九州温泉道指定施設から外されてしまいましたが、温泉通にひっそり愛される湯に戻ったのは良かったのだろうと思っています。
入口までコミュニティバスが来ます。ただ「温泉入口」バス停からの道は、この先に民家があるのか・・・といった感じの「林道」で、日没後は絶対行こうという気がしない道・・・。携帯はもちろん圏外となります。
(白木川内温泉)山荘と旭屋旅館の2軒があり、旭屋旅館所有の1号泉が広くて湯量も豊富で温度も高め(といっても冬場はちょうど快適)、2号泉が山荘の所有で狭く湯量も少なくヌルめ(冬場はチト寒い)。どちらも位置的には旭屋旅館の建物の下にあります。ちょうどそこの岩盤から湯が出ていたので、そこに風呂をつくりました・・・という正真正銘の足元湧出湯。岩の微細な割れ目から時折ぷくりとわき上がる気泡に耳を澄ませながら岩にもたれると、チリチリと熱い湯がしみ出しているのが背のそこここに感じられます。わずかに硫黄臭、口に含むと広がる上品な甘味、渋い浴舎、これ以上なにが必要でしょう?
なお、2軒の宿は仲違いしているので、料金を払っていないのに自分のところに入っていると、邪険にされます。両方に払って両方とも入るのが安全策。旭屋旅館はあまりのボロさで旅館の免許を取り上げられちゃったそうで、今は宿泊出来るのは山荘のほうだけ。私は旭屋を贔屓にしており2回泊まってるんですが・・・なんとか宿泊復活しないかなぁ~。
ところで、長い余談。もう指定除外されちゃいましたけど、折角書いたので残しておきます。
名旅館とされる加賀屋という宿が能登にあります。みなさんも多分ご存じでしょう。こちらが九州にあったとして「温泉道に選ばれるのか?」というと、たぶんノミネートはされないハズ。なぜかといえば、加水・加温・循環・塩素消毒という魅力のない湯だからです。
九州温泉道は、別府温泉道を原型としつつ「温泉」そのものを基準とする、いままでありそうで実はなかったスタンプラリーです。一部の方が「キレイでない」と思う施設もありますし、「オモテナシ」が行きとどいていないところもあります。
私もいろいろコメントしているのでどの口が言うかと思われるかもしれませんが、個人的な負の経験は封印して、お湯そのものについて述べるよう努めています。遊びの文章ではありますが、御湯印帳に「入浴施設やサービスについて期待外れのことがあったとしても、決して悪口や陰口は控えること。あらゆる経験こそが湯の道の修行であると考えること」とあるのは、この企画の観点を物語っているのではないでしょうか。
九州温泉道でなければ指定されないような温泉のほとんどは、今の経営者の方が維持をおやめになると、その温泉が消滅してしまう可能性が高いお湯です。九州温泉道が「すべて」において問題のない施設だけに「精選」されてしまうと、それは巷の温泉人気ランキングとなんら変わらないものになり、企画の存在意義はかなり薄まってしまうように私は思います。
まあトラブルにあっても旅の記憶として胸にしまい、九州温泉道の公式サイトに書き込むのはほどほどにしましょう・・・ということでした。
〔2024.03更新〕
白木川内の読みは、「しらきがわち」。北薩で湯川内温泉と双璧をなしていた白木川内温泉。水害から立ち直った湯川内温泉かじか荘が2023年秋にまさかの廃業となり、北薩の名湯はここだけになりました。
九州温泉道指定施設から外されてしまいましたが、温泉通にひっそり愛される湯に戻ったのは良かったのだろうと思っています。
入口までコミュニティバスが来ます。ただ「温泉入口」バス停からの道は、この先に民家があるのか・・・といった感じの「林道」で、日没後は絶対行こうという気がしない道・・・。携帯はもちろん圏外となります。
(白木川内温泉)山荘と旭屋旅館の2軒があり、旭屋旅館所有の1号泉が広くて湯量も豊富で温度も高め(といっても冬場はちょうど快適)、2号泉が山荘の所有で狭く湯量も少なくヌルめ(冬場はチト寒い)。どちらも位置的には旭屋旅館の建物の下にあります。ちょうどそこの岩盤から湯が出ていたので、そこに風呂をつくりました・・・という正真正銘の足元湧出湯。岩の微細な割れ目から時折ぷくりとわき上がる気泡に耳を澄ませながら岩にもたれると、チリチリと熱い湯がしみ出しているのが背のそこここに感じられます。わずかに硫黄臭、口に含むと広がる上品な甘味、渋い浴舎、これ以上なにが必要でしょう?
なお、2軒の宿は仲違いしているので、料金を払っていないのに自分のところに入っていると、邪険にされます。両方に払って両方とも入るのが安全策。旭屋旅館はあまりのボロさで旅館の免許を取り上げられちゃったそうで、今は宿泊出来るのは山荘のほうだけ。私は旭屋を贔屓にしており2回泊まってるんですが・・・なんとか宿泊復活しないかなぁ~。
ところで、長い余談。もう指定除外されちゃいましたけど、折角書いたので残しておきます。
名旅館とされる加賀屋という宿が能登にあります。みなさんも多分ご存じでしょう。こちらが九州にあったとして「温泉道に選ばれるのか?」というと、たぶんノミネートはされないハズ。なぜかといえば、加水・加温・循環・塩素消毒という魅力のない湯だからです。
九州温泉道は、別府温泉道を原型としつつ「温泉」そのものを基準とする、いままでありそうで実はなかったスタンプラリーです。一部の方が「キレイでない」と思う施設もありますし、「オモテナシ」が行きとどいていないところもあります。
私もいろいろコメントしているのでどの口が言うかと思われるかもしれませんが、個人的な負の経験は封印して、お湯そのものについて述べるよう努めています。遊びの文章ではありますが、御湯印帳に「入浴施設やサービスについて期待外れのことがあったとしても、決して悪口や陰口は控えること。あらゆる経験こそが湯の道の修行であると考えること」とあるのは、この企画の観点を物語っているのではないでしょうか。
九州温泉道でなければ指定されないような温泉のほとんどは、今の経営者の方が維持をおやめになると、その温泉が消滅してしまう可能性が高いお湯です。九州温泉道が「すべて」において問題のない施設だけに「精選」されてしまうと、それは巷の温泉人気ランキングとなんら変わらないものになり、企画の存在意義はかなり薄まってしまうように私は思います。
まあトラブルにあっても旅の記憶として胸にしまい、九州温泉道の公式サイトに書き込むのはほどほどにしましょう・・・ということでした。
〔2024.03更新〕
交通案内 →グーグルマップ
【出水駅】から
(A)○〔出水駅〕 大川内便(温泉入口経由) 乗車 〔温泉入口〕下車 徒歩15分
43分 200円 高牟礼・日当経由
(B)○〔出水駅〕 大川内便(温泉入口不経由の場合) 乗車 〔大川内診療所前〕下車 徒歩45分
24~30分 200円
(A)○〔出水駅〕 大川内便(温泉入口経由) 乗車 〔温泉入口〕下車 徒歩15分
43分 200円 高牟礼・日当経由
(B)○〔出水駅〕 大川内便(温泉入口不経由の場合) 乗車 〔大川内診療所前〕下車 徒歩45分
24~30分 200円
温泉ガイド →公式[千宝の湯]
※九州温泉道指定施設ではありません
鹿児島県というより、ほとんど熊本県。駅は熊本県の袋駅が最寄りで、鹿児島県側の最寄り駅米ノ津までは5.8kmも離れています。
介護付き有料老人ホームいずみの2階に併設された、ずばり穴場的温泉。11:00~14:30のお昼時には簡易な食事処も営業しており、500円のたんたんうどんとか、500円の千宝カレーが看板メニューらしい。リーズナブルですね。
分析上は、アルカリ性の食塩泉ということですが、重曹成分も含んでおりツルツル感をしっかり感じます。湯口に近づけば、新鮮な温泉の印である泡付まで。源泉は、パイプで湯船の中に突っ込まれてますが、パイプの先端はくるっと回せるので上向きにして源泉を汲み取ることもできます。もちろん、掛け流しで、鹿児島県なのに(?)非消毒、非加熱、加水あり。
観光施設ではないので、露天風呂もなんだか機能的で無愛想といえばそう。そこから望む海は、横に建っている低層の特別養護老人ホーム出水の里の屋根が視界に入ってきて、いわゆるホテルなんかのオーシャンビューとは別モノだけど、やっぱ夕日なんか沈んだらキレイだろうなぁ。
2019年に九州温泉道に新規指定され、最近割合が減ってきている「ハコではなくユで選んだ施設」だなぁ・・・と喜んでいたら、2020年度末に指定除外となりました。もとが福祉施設なので、コロナ禍で県外者が多数訪れることになるのが脱退の理由かも。現在は、入浴料1000円で1日ゆっくりくつろぐタイプの温泉として営業されています。ちょっと駆け足入湯者にはつらい料金設定ですが、九州温泉道で増えてきた家族湯2000円とかよりマシですね。
追 このすぐわきを流れる県境になって川の名前はずばり「境川」。川の両岸を、水俣市と出水市のコミュニティバスがそれぞれ走っているのもなんだか面白い。ここから、上流へ徒歩15分ぐらいのところには、肥薩おれんじ鉄道のおれんじ食堂に乗っていると紹介される、県境にかかる石橋「境橋」もありますよ。
〔2023.01更新〕
鹿児島県というより、ほとんど熊本県。駅は熊本県の袋駅が最寄りで、鹿児島県側の最寄り駅米ノ津までは5.8kmも離れています。
介護付き有料老人ホームいずみの2階に併設された、ずばり穴場的温泉。11:00~14:30のお昼時には簡易な食事処も営業しており、500円のたんたんうどんとか、500円の千宝カレーが看板メニューらしい。リーズナブルですね。
分析上は、アルカリ性の食塩泉ということですが、重曹成分も含んでおりツルツル感をしっかり感じます。湯口に近づけば、新鮮な温泉の印である泡付まで。源泉は、パイプで湯船の中に突っ込まれてますが、パイプの先端はくるっと回せるので上向きにして源泉を汲み取ることもできます。もちろん、掛け流しで、鹿児島県なのに(?)非消毒、非加熱、加水あり。
観光施設ではないので、露天風呂もなんだか機能的で無愛想といえばそう。そこから望む海は、横に建っている低層の特別養護老人ホーム出水の里の屋根が視界に入ってきて、いわゆるホテルなんかのオーシャンビューとは別モノだけど、やっぱ夕日なんか沈んだらキレイだろうなぁ。
2019年に九州温泉道に新規指定され、最近割合が減ってきている「ハコではなくユで選んだ施設」だなぁ・・・と喜んでいたら、2020年度末に指定除外となりました。もとが福祉施設なので、コロナ禍で県外者が多数訪れることになるのが脱退の理由かも。現在は、入浴料1000円で1日ゆっくりくつろぐタイプの温泉として営業されています。ちょっと駆け足入湯者にはつらい料金設定ですが、九州温泉道で増えてきた家族湯2000円とかよりマシですね。
追 このすぐわきを流れる県境になって川の名前はずばり「境川」。川の両岸を、水俣市と出水市のコミュニティバスがそれぞれ走っているのもなんだか面白い。ここから、上流へ徒歩15分ぐらいのところには、肥薩おれんじ鉄道のおれんじ食堂に乗っていると紹介される、県境にかかる石橋「境橋」もありますよ。
〔2023.01更新〕
交通案内 →グーグルマップ
【肥薩おれんじ鉄道袋駅】から
○徒歩25分
◆ ◆ ◆
【肥薩おれんじ鉄道水俣駅】から
(A)○〔水俣駅前〕 阿久根(佐潟口)・出水駅行き 乗車 〔切通〕下車 徒歩10分
12分 270円
(B)○〔水俣駅前〕 神川・湯堂線 乗車 〔神川下〕下車 徒歩6分 ※フリー乗降区間のため、〔上川中〕~〔神川下〕の境川にかかる橋のところで下車を申し出て下さい。
33分 300円 金曜運転
◆ ◆ ◆
【出水駅】から
(A)○〔出水駅〕 針原・切通線 乗車 〔鶴水園前〕下車 徒歩2分
51分 200円 行き ※第2・4土曜、日祝、盆、年末年始運休
56分 200円 帰り
(B)○〔出水駅〕 水俣車庫行き 乗車 〔切通〕下車 徒歩10分
19分 340円
○徒歩25分
◆ ◆ ◆
【肥薩おれんじ鉄道水俣駅】から
(A)○〔水俣駅前〕 阿久根(佐潟口)・出水駅行き 乗車 〔切通〕下車 徒歩10分
12分 270円
(B)○〔水俣駅前〕 神川・湯堂線 乗車 〔神川下〕下車 徒歩6分 ※フリー乗降区間のため、〔上川中〕~〔神川下〕の境川にかかる橋のところで下車を申し出て下さい。
33分 300円 金曜運転
◆ ◆ ◆
【出水駅】から
(A)○〔出水駅〕 針原・切通線 乗車 〔鶴水園前〕下車 徒歩2分
51分 200円 行き ※第2・4土曜、日祝、盆、年末年始運休
56分 200円 帰り
(B)○〔出水駅〕 水俣車庫行き 乗車 〔切通〕下車 徒歩10分
19分 340円