島嶼(壱岐・五島)地区 私家版 九州温泉道ナビ

   

温泉道№130 湯ノ本温泉 山口温泉 ★★★★

温泉ガイド  →[山口温泉]

 以前一度だけ指定施設の推薦公募(?)があったときに、推薦して選ばれた湯です(自慢話ですいません)。離島で沸く、鉄分を含んだ70℃の食塩泉。高温でかつ自噴泉のため、大量の湯が使われないまま(全部浴槽に注ぐと熱くては入れない)横の小川に放流されてます。「もったいないですねぇ…」というと、「流しとかないと自噴が止まってしまう」んだそう。
 昔は奥まったところにある民家の玄関のようなところが受付だったのですが、駐車場側に立派な(?)受付専用の建物ができてます。隣に「すこやか温泉」という温泉施設ができて、紛らわしくなったためでしょうね。
 湯ノ本温泉の温泉街からバス停2つ分離れており、かつては主に地元で利用される温泉だったようですが、いまは休日になると入浴客のほとんどは島外客だそう。地元の浴客は、「ネットでみんな調べてくるんだろうねぇ」と言ってましたが、九州温泉道指定の影響もあるんじゃないでしょうか。
 外観は旅館のような建物に見えるのですが、ずっと日帰り専業。食事をとりよせて入浴休憩する場所として建てられたものということでした。まあいわばスーパー銭湯のはしりみたいな感じ?(現在は食事休憩はしていない)  浴室は、更衣室と一体となった温泉地の共同浴場っぽいつくりで、広い湯船が2つあります。受付側が「ぬる湯の方」、奥側が「あつい湯の方」と表示されるようになりました。新しく使い分けがされるようになったのかと思いきや、もともと地元では阿吽の呼吸でそのように運用されていたのが、島外客が両方とも熱くしちゃうので明記するようになったそうです。(ゴメンナサイ、私も熱くしたことがあったかも)
 熱い湯がお好みの方は、「あつい湯の方」で存分に源泉バルブを開けて温まって下さい。金気臭を感じる塩辛~い湯がドバドバでてきます。(上がるときには閉めましょうね)ほっといてもあたたまる食塩泉なので夏場は辛そうと思う方もいると思いますが、冬期以外は「ぬる湯の方」は体温よりちょっと高いぐらいにしてあり、実は長湯が楽しめます。(そういえば他の施設でも、温湯はかなり温い)
〔2024.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

 壱岐交通利用時は、一日フリーパスチケット1000円が圧倒的にお得。郷ノ浦港の案内所やバス車内で購入できます。
【壱岐・郷ノ浦港】から ※下記検索ではでてきませんが、船の到着に合わせて連絡バスが出ます
○〔郷ノ浦港〕→壱岐交通(Yahoo! 路線) 郷ノ浦港連絡バス 郷ノ浦(八畑)行き 〔本町(郷ノ浦)〕下車
2分 150円 
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔郷ノ浦〕→壱岐交通(Yahoo! 路線) 壱岐島左回り 湯ノ本経由勝本行き 〔老人ホーム入口〕下車 ◎
31分 700円 
  ◆  ◆  ◆
【壱岐・印通時港】から *船は唐津東港から
○〔印通寺港(いんどうじこう)〕→壱岐交通(Yahoo! 路線) 壱岐島左回り 郷ノ浦行き 〔本町(郷ノ浦)〕下車
18分 480円 
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○上記◎のバス
  ◆  ◆  ◆
【壱岐空港】から *飛行機は長崎から(福岡からの定期便はありません)
○〔壱岐空港〕→壱岐交通(Yahoo! 路線)  空港連絡バス 郷ノ浦行き 〔本町(郷ノ浦)〕下車
25分 620円 
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○上記◎のバス

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温泉道№219 湯ノ本温泉 平山旅館 ★★★★

温泉ガイド  →[平山旅館]

 湯ノ本温泉の盛り上げに尽力する温泉旅館です。地元客の普段遣いである山口温泉とちがい、湯船のあしらいも整えられておりもちろん観光客向きです。泉質はほぼほぼ山口旅館と同じですが、こちらの湯船は小さめ。ではどうやって高温の湯ノ本温泉をさましているかというと、温泉を冷ますために湯を貯めておく貯湯小屋があるんですね。そこにたちこめる熱い蒸気を利用した、蒸し風呂までつくられています。(サウナヒーターを併用していますが、スチームサウナじゃないからそんなに高温じゃないよ)そこの小窓から覗くと、お湯が満々とたたえられただけの小屋が目に入ると思いますよ。
 さて、お風呂にはそのようにして温度を下げた湯が注がれるため、ちょっと濁り多め。露天風呂では、よく見ると湯の表面に湯の花が析出していくのも見ることができます。泉質はほぼ同等ながら、山口温泉とはまたちょっと違う湯遣いが楽しめるということで、湯ノ本温泉での九州温泉道ダブル指定も納得です。
 なお、入浴前に一声かければ、1650円でお昼も用意してもらえるようです。メニューは鯛茶漬け、島茶漬け、壱岐牛カレーの3種類。ここでついでに腹ごしらえするのもいいかも。
 なお、暖まりの湯である食塩泉ですから連湯はつらいとは思いますが、バス停〔湯の本〕から、徒歩数分で全湯破可能ですので、中でも特徴のある3湯をご紹介しておきます。
 まずは、公衆浴場の高峯温泉。浴室は建てかわっていますが浴槽は湯治宿時代のまま。古い方の湯治棟は取り壊され更地になってしまいましたが、小ぶりの浴槽に身を沈めて湯治湯の気分を味わってみては。
 集落の中にある旅館千石荘の風呂は、レンガ造りの蔵をそのまま利用した異色のもの。密閉された空間(空気抜きは上の方にあるけど)で冷えにくいためか、いつ行ってもお湯は熱めです。
 海辺を望む海老館(エビではなくカイロウと読む)の露天風呂は、眺めが楽しめる立地ではないですが、広めの内湯と行き来しながらゆっくり過ごすには好適です。昼食営業もしており、壱岐牛めしやうどんなどがリーズナブルにいただけるようですね。
〔2023.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

 壱岐交通利用時は、一日フリーパスチケット1000円が圧倒的にお得。郷ノ浦港の案内所やバス車内で購入できます。
【壱岐・郷ノ浦港】から ※下記検索ではでてきませんが、船の到着に合わせて連絡バスが出ます
○〔郷ノ浦港〕→壱岐交通(Yahoo! 路線) 郷ノ浦港連絡バス 郷ノ浦(八畑)行き 〔本町(郷ノ浦)〕下車
2分 140円 
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔郷ノ浦〕→壱岐交通(Yahoo! 路線) 壱岐島左回り 湯ノ本経由勝本行き 〔国民宿舎前〕下車 徒歩すぐ ◎
27分 660円 
  ◆  ◆  ◆
【壱岐・印通時港】から *船は唐津東港から
○〔印通寺港(いんどうじこう)〕→壱岐交通(Yahoo! 路線) 壱岐島左回り 郷ノ浦行き 〔本町(郷ノ浦)〕下車
17分 480円 
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○上記◎のバス
  ◆  ◆  ◆
【壱岐空港】から *飛行機は長崎から(福岡からの定期便はありません)
○〔壱岐空港〕→壱岐交通(Yahoo! 路線)  空港連絡バス 郷ノ浦行き 〔本町(郷ノ浦)〕下車
25分 620円 
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○上記◎のバス

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ここも入っとこ♨ 荒川温泉 竹の家旅館 ★★★

温泉ガイド  →公式[竹の家旅館]

※九州温泉道指定施設ではありません
 五島にも温泉があるのはご存じ? それも60℃越えの掛け流し温泉です。
 福江港から島の反対側に一直線、山越えをして駆け下りた先の漁港に位置する荒川温泉です。一番大きな宿であった豆谷旅館が閉じ、併営していた公衆浴場もこれまでか・・・とおもったところが、地域福祉センターとして存続。めずらしい離島の湯として営業中です。
 さて、この温泉、これに隣接する「竹の家旅館」さんにも引かれています。ちっちゃなタイル貼りのお風呂に蛇口から注がれる温泉は、もちろん循環なんかしようがありません。あふれされると勿体ないから「掛け流し」にはしないけど、湯船に身体を沈めればほっこりしてきます。
 バス待合所に足湯があったり、海岸には源泉が噴き出すポイントがあったりと、温泉マニア的みどころも満載。壱岐の湯ノ本温泉についで、こちらも指定されないかなぁ・・・。
 離島の小さな集落の小さな温泉宿。オススメしておきます。温泉に向かう途中に現れる馬責馬場、雨通宿橋といった名前のバス停も、旅心がくすぐられます。(私は雨通宿橋でバスを降りて周囲の散策もしました^^;)
 残念ながら竹の屋旅館さんは、2024年5月現在、日帰り入浴も含め休業中です。隣接する地域福祉センターで入浴はできますが、循環湯のようです。(同施設の財産目録に循環濾過装置が書かれています)その他に何軒か宿泊施設があるのですが、日狩り入浴を行っているかどうか確認できていません。ごめんなさい。
〔2024.05更新〕

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 五島バス利用時は、一日フリー乗車券1000円が圧倒的にお得。福江港の案内所や福江市街地にあるカンパーナホテル等で購入できます。
【福江港】から
○〔福江〕→五島バス 荒川・玉之浦行き 乗車 〔荒川〕下車 徒歩2分 
45分 940円 
  ◆  ◆  ◆
【福江空港】から
○〔空港〕→五島バス 空港連絡バス 福江行き 乗車 〔お濠前〕下車
12分 280円 
    ↓   ↓  乗り換え  ↓  ↓
○〔お濠前〕→五島バス 荒川・玉之浦行き 乗車 〔荒川〕下車 徒歩2分 
41分 930円 

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