松浦(唐津)地区 私家版 九州温泉道ナビ

   

温泉道№007 高串温泉 唐津市肥前町福祉センター ★★★

温泉ガイド  →公式[肥前町福祉センター]

 九州温泉道の公式サイトには「循環湯ながら」と断ってはありますが、実はかけ流し。気泡浴(ジェット装置)があると、表示上は循環湯になっちゃうんですよね・・・。脱衣場に「衛生管理のための循環ろ過装置は使用していません」とちゃんと表示してあります。
 ふだんは加熱された温泉がそそがれているのですが、1時間に1回、湯船に浮かんでいる汚れを流すため、非加熱源泉の大量湯投入タイムがあります。(毎時50分~00分の前後、約10分) 浴槽の奥の壁面の穴(小さな金属製の手すりがついているとこね。「熱い湯が出るので注意」って書いてある壁面の穴は違いますよ)に背中を当てて、水のように感じる30℃もいかない源泉の直撃を受けると、体がとろとろになってくるのを実感することができます。洗い場を洗い流すオーバーフローを眺めながら過ごす一瞬が、ここの醍醐味。
 もし、新湯投入タイムに出会わなかったときは、浴場入ってすぐの左にある「温泉」と書かれた蛇口をひねりましょう。非加熱の源泉がトロトロとたれてきます。その下で座禅を組むと(?)、気分はゼリーを頭からかけられているモモかミカン。しばらくすれば、トロトロをまとったフルーツインゼリーのできあがり! なお、フルーツインゼリーづくりは夏場にしましょうね。冬はちょっと温度的に厳しいでしょう。
 けっこう評判の良かった食堂がコロナ禍で閉まってしまい、畳敷きの休憩室は「飲食物の持ち込み禁止」(ならば食堂再開してT^T)のままなので、長居する人はすっかり減ってしまいました。
 合併特例債の償還期限が切れつつあり、各地で合併自治体のお湯がピンチを迎えている中、実はここも2024年度末での売却が発表されています。最低譲渡価格はなんと1852万円というたたき売り状態ですが、それでも買い手が付かず現在は宙に浮いた状態のようです。
 受付で「来年度からどうなるんですか」とお尋ねしたところ、「まだ正式に決まったわけではないので、はっきりと言えないけど・・・まあ来年はまだ大丈夫」ということでした。
 東松の名湯が消えてしまわないよう、この地区で唯一残った九州温泉道指定施設として、これからも応援していきたいですね。
〔2024.10更新〕

交通案内   →グーグルマップ

□唐津半島のバス総合案内□
 〔大手口(唐津バスセンター)〕までは駅から徒歩7分。2024年3月に、福祉センター(高串)行きの路線バスは事実上廃止され、〔古保志気〕から乗合タクシー「チョイソコからつ(ひぜん)」への乗り継ぎとなりました。ネットで会員登録(市民以外でも可)をして、2週間前から60分前までネットで予約(電話も可)すれば乗車できます。ただし平日8:00~19:00のみの運転で、土日祝は運休となります。〔古保志気〕から徒歩の場合は約2km、30分です。なお、「ちょいそこからつ」と「ちょいそこからつ(ひぜん)」は予約サイトが異なりますので、注意してください。
 お得な切符については、温泉巡りに便利なきっぷをご覧下さい。
  ◆  ◆  ◆
【JR唐津駅】から 
○〔大手口(唐津バスセンター)〕→昭和バス 入野行き 乗車 〔古保志気〕下車
34分 950円 [51]切木経由
45分 950円 [41]金の手・東翔高校経由
    ↓   ↓  乗り換え  ↓  ↓
○〔肥前No.118まいづる9肥前店前〕→チョイソコからつ(ひぜん) 〔肥前No.19(福祉センター)〕下車 すぐ
約10分 300円
  ◆  ◆  ◆
【JR西唐津駅】から 
○〔西唐津駅前〕→昭和バス 入野行き 乗車 〔古保志気〕下車
40分 950円 [41]金の手・東翔高校経由
    ↓   ↓  乗り換え  ↓  ↓
○〔肥前No.118まいづる9肥前店前〕→チョイソコからつ(ひぜん) 〔肥前No.19(福祉センター)〕下車 すぐ
約10分 300円

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温泉道№170 有田温泉 ☆☆

温泉ガイド  →公式[有田温泉]

※九州温泉道指定施設ではありません
 改廃の激しい佐賀の九州温泉道。過去に13湯が指定され、うち6湯が廃業や指定除外となってます。
 さて、隣接する「有田スイミングスクールの湯」から独立した「有田温泉」は2017年に新規指定されたものの、現在は温泉道指定から外れています。当初は、スイミングスクールで温泉に入浴できるというスキモノの心をくすぐる施設だったのですが、現在はスイミングスクールでの一般入浴は不可となり、独立した「ヌルヌル有田温泉」という家族湯を併設する日帰り施設となっています。
 家族湯が増設されない時代は、シャワーやカランも温泉水で、蛇口をひねると流れ出すトロントロンヌルヌルぶりに驚嘆したのですが、家族湯を増築して湯量が不足したのか「温泉水です」の表記がなくなりたぶん水道水に。もともとスイミングスクールが出自だけあって、浴槽の湯も塩素消毒がバッチリ効いた循環湯で(ソレを補ってもあまりあるトロントロンのカラン湯水だったのですが)・・・、ちょっと悔しい状態に。
 広々とした真四角の露天風呂が源泉の冷鉱泉となっており、夏場はよろしいけど冬場は死にそう・・・。低温源泉槽は室内におきましょうよ~。
〔2018.01修正〕

交通案内   →グーグルマップ

【MR三代橋駅】から
○徒歩5分
  ◆  ◆  ◆
【JR有田駅】から
(A)○〔有田〕→松浦鉄道 伊万里行き 乗車 〔三代橋〕下車 徒歩5分
3分 190円 
(B)○〔有田駅前〕→有田町コミュニティバス 東西線(平日)・西方線(土日祝)乗車 〔三代橋〕または〔三代橋駅入口〕下車徒歩3分(三代橋下車)・8分(三代橋駅入口下車)
5~6分 200円 

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ここも入っとこ♨ 妙法寺温泉 飛龍乃湯 ☆☆☆

温泉ガイド  →公式[楽養の里]

 もともとは檀家さん用の温泉だったそうですが、土日祝の14~18時のみ一般開放。これって、マニア心をくすぐる営業パターンですね。遠くからも見える高さ42m3階建ての立派な本堂、寺カフェや宿坊(お風呂は温泉)まで備えた総合レジャーランド・・・じゃなかったお寺です。
 寺院併設の温泉と言えば、別府の長泉寺の薬師乃湯が知られていますが、あちらは手作り感があるのに対して、こちらは立派な「温泉施設」感があります。小ぶりな浴槽に、炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)600mg越えの重曹泉が加温循環で満たされ、ヌルヌルを強く感じます。シャワー・カランにも温泉が使用されており、それをあびればもうヌルヌル感はマックス(たぶんこれは新湯のハズ)。循環湯なので塩素系消毒剤が使われている影響もあると思いますが、毎日換水しているそうで、小さな浴槽で利用客がさほど多くないなど、重曹泉にとってよい条件がそろっているためかな?
 湯上がりには、敷地内(といっても5分ぐらい坂を上る)の寺カフェ「花の坊」では、ランチやスイーツが楽しめます。カフェも17時まで営業しているので、入浴してからの遅めのランチもOKです。
 グランドピアノを入れた店内は、毎週日曜日にはコンサートや映画上映などのイベントが開かれており、それを狙っていくのもアリかも(空いてる方がよければあえて外すという手もあり)。いつか、1棟貸しの宿坊に泊まって、どっぷり温泉に浸りたい~
〔2024.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR岩屋駅】から
(A)○徒歩20分
(B)○〔岩屋駅前〕→チョイソコからつ 〔厳木(瀬)No.56(おかえり)〕下車 徒歩3分
約5分 300円
  ◆  ◆  ◆
【唐津大手口】から ※福岡市内から高速バス利用か、JR唐津駅下車徒歩7分
○〔大手口(唐津バスセンター)〕→昭和バス [71]佐賀駅バスセンター行き 乗車 〔町切(ちょうぎり)〕下車 徒歩15分 
36分 630円 
  ◆  ◆  ◆
【JR佐賀駅】から ※JR久保田駅からも乗車可
○〔佐賀駅バスセンター〕→昭和バス [71]唐津(大手口)行き 乗車 〔町切(ちょうぎり)〕下車 徒歩15分 
76~90分 910円 

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