杵藤(武雄・嬉野)-私家版 九州温泉道ナビ

   

温泉道№011 武雄温泉 元湯 ★★

温泉ガイド   →[武雄温泉元湯]

 まず、古い建物を大事に現在に受け継いでいる姿勢を買いたい。営業時間の長さからも、地域の生活に密着した湯であることがよくわかります。
 なお、長らく公衆浴場として使われてきた、(古いけど)新館は見学が可能。お湯は張ってないけど、湯船も保存されています。観光パンフに必ず載っている温泉楼門は、右手が土産物屋、左手が食堂として建築されたもので、10年くらい前まで食堂は営業を続けていましたが、残念ながら現在は閉業。この温泉楼門、じつは東京駅と深~い関係があるってご存じ? 東京駅とセットで完成する、あるものがあるというのですが・・・。気になる人は行ってみましょ。
 が・・・。肝心の温泉は加水または加温・循環・塩素消毒で、いくつか名前の違う施設を保有しているものの、どこで入ってもお湯は同じ。貸し切りで利用できる殿様湯ぐらいは掛け流しにしてほしいもの。スーパー銭湯でよく見かけるシステムを導入しているようで、湯温を保つのには関心が深いけど泉質には無頓着な一昔前の巨大温泉ホテルのようで、せっかく建物の風情が帳消しです。
 なお、元湯前にずらっとならんでいる旅館も循環湯のところが多いのですが、春慶屋の露天風呂は加水なしの掛け流し。武雄温泉の湯の実力を試したい方は、ぜひ立ち寄り湯を検討されるとよいかと。(2024年1月現在、残念ながら日帰り入浴は一時休止中だそうです)
〔2024.01更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR武雄温泉駅(在来線側)】から 以下のバスは在来線側[武雄温泉駅前]、新幹線側[武雄温泉駅南口]のいずれも経由するが、在来線側から乗った方が乗車時間が短い
[ナビタイム]
(A)○徒歩11分
(B)○〔武雄温泉駅前〕※駅北口 祐徳バス 下西山車庫・三間坂行き 乗車 〔武雄温泉口〕下車 徒歩5分
2分 160円 (<直行>下西山車庫行き) 
10分 160円 (武雄高校経由下西山車庫行き) 
12分 160円 (三船が丘小経由三間坂行き) 
(C)○〔武雄温泉駅前〕※駅北口 昭和バス 竹下町行き 乗車 〔武雄温泉口〕下車 徒歩5分
5分 160円 (武雄高校経由竹下町行き) 
(D)○〔武雄温泉駅前〕※駅北口 →武雄観光周遊バス(祐徳バス) 武雄温泉楼門行き 乗車 〔岳温泉楼門〕下車 すぐ ※日祝のみ運転
15分 200円
  ◆  ◆  ◆
【JR武雄温泉駅(新幹線側)】から JRバスは、新幹線側[武雄温泉駅南口]のみの停車で、在来線側[武雄温泉駅前]経由しない。
[ナビタイム]
(E)○〔武雄温泉駅南口〕JR九州バス 嬉野温泉バスセンター・彼杵行き 乗車 〔武雄温泉口〕下車 徒歩5分
4分 160円 

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温泉道№012 嬉野温泉 嬉泉館 ★★★

温泉ガイド  →公式[嬉泉館]

 嬉野温泉で集中配湯化がすすめられたとき、独自源泉を守り通した宿です。バスセンターについたら、うら寂しい階段で2階に上がり、歩道橋でバスプールを跨ぐとほら目の前にはもう嬉泉館です。階段を上った先の帳場で料金を払い、奥の階段を再び降りると浴場。
 岩風呂には、加水せず時間をかけて適温にした源泉が注がれており、飲泉するとなかなか美味。後述しますが、このお湯で豆腐を煮たのが嬉野温泉豆腐です。宿泊したこともありますが、夕食もなかなか美味しかったですよ。嬉野でお湯をもとめるなら、ここ一択です。
 余談です。以前、某メーカーが九州内のスーパーで嬉野温泉水を温泉豆腐用に販売していたのですが、共同配湯元が「食品として販売するために配湯していない」と言って発売とりやめに。現在販売されているのは「温泉豆腐用調理水」という名の人工温泉水。それじゃ豆腐が溶けるだけで、味のプラスアルファがありません。嬉泉館を訪問したときは、ぜひ温泉水を500mLほど汲んで帰って、おうちでホンモノの嬉野温泉豆腐を楽しんでみてください。
〔2023.12更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR嬉野温泉駅】から
[ナビタイム]
(A)○〔嬉野温泉駅〕 JR九州バス 嬉野温泉バスセンター・彼杵行き 乗車 〔嬉野温泉バスセンター〕下車 徒歩3分
13分 170円 (嬉野医療センター経由)
(B)○〔嬉野温泉駅〕 祐徳バス 嬉野温泉(湯の田)行き 乗車 〔嬉野温泉バスセンター〕下車 徒歩3分
7分 170円 (祐徳バス)
10分 170円 (祐徳バス 嬉野老人福祉センター前経由)
  ◆  ◆  ◆
【JR武雄温泉駅】から
○〔武雄温泉駅南口〕→JR九州バス 嬉野温泉バスセンター・彼杵行き 乗車 〔嬉野温泉バスセンター〕下車 徒歩3分
38分 670円 
  ◆  ◆  ◆
【JR彼杵駅】から
○〔彼杵〕→JR九州バス 嬉野温泉バスセンター・武雄温泉駅南口・たけお競輪場行き 乗車 〔嬉野温泉バスセンター〕下車 徒歩3分
23分 550円 
  ◆  ◆  ◆
【JR肥前鹿島駅】から
○〔肥前鹿島駅前〕→祐徳バス 嬉野温泉(湯の田)行き 乗車 〔嬉野温泉バスセンター〕下車 徒歩3分
32~35分 770円 (塩田経由) 
41~43分 770円 (吉田経由) 
  ◆  ◆  ◆
【JR三河内駅】から
 この路線は佐世保駅・早岐駅から乗車できます。ただし早岐駅前発着便はわずかで、早岐駅前から〔早岐田子の浦〕まで徒歩13分の連絡となります。西肥バス[嬉野]とJR九州バス・祐徳バス[嬉野温泉バスセンター]は同じ場所です。
○〔三川内駅入口〕→西肥バス 嬉野・嬉野医療センター行き 乗車 〔嬉野〕下車 徒歩3分 
33分 800円

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温泉道№013 嬉野温泉 湯殿心晶(和多屋別荘) ☆☆☆ 

温泉ガイド  →公式[和多屋別荘]

※九州温泉道指定施設ではありません
 和多屋別荘は、嬉野温泉のフラッグシップといえる巨大な敷地を有する旅館です。
 多数のお風呂を持っていますが、そのなかで特別な湯が湯殿水晶。現在は和多屋別荘とは別ブランドの水明荘に付属する形となっており、「無垢材の高い天井には釘が1本も使われておらず、壁は漆喰を用いたこだわりの建築法」だそうで、このモダンな浴舎を見るだけでも一見の価値が。2000円という値段をどう評価するかですが、私はここでくつろぐのはアリだと思います。灯りの具合が美しいので、日が落ちる時間帯の訪問をオススメします。掛け流しの湯を楽しんだ後には、心晶専用ラウンジでゆっくりくつろぎましょう。なお大浴場は、塩素消毒のバリバリ循環なので立ち寄る価値はありません。
 九州温泉道に指定されたことがなければ、たぶん私は行かないままだったでしょう。現在は温泉道指定施設から外れていますので、温泉道スタンプはもちろんいただけませんが、湯めぐりのちょっと贅沢なシメに如何でしょう。
 九州温泉道指定施設の嬉泉館まで徒歩8分です。
〔2023.12更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR嬉野温泉駅】から
[ナビタイム]
(A)○〔嬉野温泉駅〕 JR九州バス 嬉野温泉バスセンター・彼杵行き 乗車 〔嬉野市役所前〕下車 徒歩4分
7分 160円 (嬉野医療センター経由)
(B)○〔嬉野温泉駅〕 祐徳バス 嬉野温泉(湯の田)行き 乗車 〔嬉野市役所前〕下車 徒歩4分
4~5分 160円 
  ◆  ◆  ◆
【JR武雄温泉駅】から
○〔武雄温泉南口〕→JR九州バス 嬉野温泉・彼杵行き 乗車 〔嬉野市役所前〕下車 徒歩4分
640円 27分
  ◆  ◆  ◆
【JR彼杵駅】から
(A)○〔彼杵〕→JR九州バス 武雄温泉駅南口・たけお競輪場行き 乗車 〔嬉野市役所前〕下車 徒歩4分
29分 570円 
(B)○〔彼杵〕→JR九州バス 嬉野温泉バスセンター行き 乗車 〔嬉野市役所前〕下車 徒歩9分
29分 570円 
  ◆  ◆  ◆
【JR肥前鹿島駅】から
○〔肥前鹿島駅前〕→祐徳バス 嬉野温泉(湯の田)行き 乗車 〔嬉野市役所前〕下車 徒歩4分
32~36分 770円 (塩田経由) 
35~38分 770円 (吉田経由) 
  ◆  ◆  ◆
【JR三河内駅】から
乗換等については嬉泉館のコメントを参照。
(A)○〔三川内駅入口〕→西肥バス 嬉野医療センター行き 乗車 〔嬉野市役所前〕下車 徒歩4分
36分 870円 
(B)○〔三川内駅入口〕→西肥バス 嬉野行き 乗車 〔嬉野〕下車 徒歩9分
33分 800円 

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