環不知火海(八代・天草・芦北)地区-私家版 九州温泉道ナビ

090 弓ヶ浜温泉 湯楽亭 ★★★

温泉ガイド  →公式[湯楽亭]

 熊本地震の影響で長らく赤湯が止まっていましたが、2018年10月に待望の復活。濃厚な黄褐色の「赤湯」と、透明な「白湯」が両方楽しめる施設に戻りました。宿の前に、黄褐色の湯の一部が流し捨てられており、析出物でコーティングされた溝にいやがおうにも期待が高まります。
 内湯にあるクラゲ型の析出物からなる湯口は残念ながらすでに湯が枯れているようですが、湯送管は1年に1回交換し、浴室も5年に1回はスケールを削り取っているという成分の濃さ。そのまま成長させて欲しいとも思うのですが、フラクタルなイボイボができる泉質なのでちょっと肌に痛いし、湯船がどんどん狭くなっていくのでそういうわけにもいかないのでしょう。実際、個室状態のちいさな露天風呂は析出部で埋まってしまい、寝湯に近くなってます。湯楽亭でいちばん私のお気に入りの場所です。
〔2024.07更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR三角駅】から
 バス停〔三角産交〕は、三角駅の真ん前です。快速あまくさ号利用の場合は、〔三角産交〕には寄らないので、徒歩10分の〔五橋入口〕から乗車となります。快速バス利用時は、駅前にちょうどバス停がある【JR網田駅】で乗り換えるのを推奨。網田(おうだ)~三角間はバスの方が眺めは圧倒的にいいですよ。
 なお、熊本~松島・本渡の往復乗車券は、三角西港・さんぱーる・二号橋・リゾラテラス天草で途中下車可能。また、熊本駅前から往復乗車券を購入せずに、往復乗車するときは往路で運転士に申し出ると復路が割引運賃でご利用になれる証明書がもらえます(現金・くじレットカードどちらの支払いでも可)。さらに、天草の下田温泉などに足を伸ばす予定なら、JR三角線利用であっても、「あまくさ乗り放題きっぷ(熊本~天草・島内フリー乗車)」2日間用4500円がオトクです。
[ナビタイム]
(A)○〔三角産交〕産交バス さんぱーる行き 乗車21分(三角西港経由23分) 〔大矢野庁舎〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○★〔大矢野庁舎〕上天草市SUNまりんバス(産交バス委託) 串・野釜経由さんぱーる行き 乗車14分(左回り(串経由))/23分右回り(野釜経由) 〔弓ヶ浜〕下車 徒歩3分
(B)○〔五橋入口〕産交バス [快速あまくさ号] 本渡(産交車庫前)行き 乗車13分 〔大矢野庁舎前〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○   上記★のバス
  ◆  ◆  ◆
【JR網田駅】から
[ナビタイム]
○〔網田駅前〕産交バス [快速あまくさ号] 本渡(産交車庫前)行き 乗車28分 〔大矢野庁舎前〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○   上記★のバス
  ◆  ◆  ◆
【JR宇土駅】から
[ナビタイム]
○〔宇土駅(東口)〕産交バス [快速あまくさ号] 本渡(産交車庫前)行き 乗車51分 〔大矢野庁舎前〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○   上記★のバス

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256 天草下田温泉 白鷺館 ★★★

温泉ガイド  →公式[白鷺館]

 島の温泉にはちょっと評価が甘めなんですけど、ここは九州温泉道に指定してもいいのでは? と書いていたところ、めでたく2026年度新規指定施設に選ばれました。
 離島では日本で8番目の面積を有する天草下島に湧く本格的温泉。「源泉の温度は51度。これは浴場まで運んできた時に40~42度になっている温度で、下田温泉は沸かさず、薄めず、循環せずの純粋な天然温泉です」と下田温泉旅館組合のサイトは胸をはるんだけど、各ホテルには熊本県統一のピンク枠の温泉掲示がなかったりと足並みは今ひとつ。重曹泉なので湯船は狭ければ狭いほど新鮮でとろみを感じることになるんだけど、ここは白鷺館の露天風呂を推奨しておきましょう。笹濁りでほんのりとしたとろみを感じます。ここは不思議な施設で、観光向きの温泉センターと地元用の公衆浴場が玄関を並べてます。
 実は、温泉街にかかる橋のたもとに源泉のひとつがあり、供給されない湯がオーバーフローで流し捨てられているんですね。そこが一番新鮮でとろみ抜群・・・だけどちょっと熱すぎでさすがに掛け湯は難しいのよね^^;
 追記
 ところで九州温泉道の公式の交通案内、さすがに「熊本駅からタクシー3時間」はあんまりでしょ。九州MaaSという(使い勝手の悪い)サイトを推進している(一社)九州観光機構としてどういう了見なんでしょうか。
〔2026.05更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR三角駅】から 〔五橋入口〕まで徒歩10分
 詳細は、弓ヶ浜温泉の記述をご覧下さい。
[ナビタイム]
○〔五橋入口〕産交バス [快速あまくさ号] 本渡(産交車庫前)行き 乗車1時間15分 〔天草中央総合病院前〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔天草中央総合病院前〕産交バス 下田温泉行き 乗車41分 〔下田温泉〕下車 徒歩2分
  ◆  ◆  ◆
【JR網田駅】から
[ナビタイム]
○〔網田駅前〕産交バス [快速あまくさ号] 本渡(産交車庫前)行き 乗車1時間30分 〔天草中央総合病院前〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔天草中央総合病院前〕産交バス 下田温泉行き 乗車41分 〔下田温泉〕下車 徒歩2分
  ◆  ◆  ◆
【JR宇土駅】から
[ナビタイム]
○〔宇土駅(東口)〕産交バス [快速あまくさ号] 本渡(産交車庫前)行き 〔大矢野庁舎前〕下車
1時間53分 2250円 快速
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔天草中央総合病院前〕産交バス 下田温泉行き 乗車41分 〔下田温泉〕下車 徒歩2分

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183 日奈久温泉 旅館幸が丘 ★★★★

温泉ガイド  →日奈久温泉旅館組合

 日奈久温泉は決して湯量が少ないわけではないのですが、共同配湯でないのは2軒だけ(温泉代と水道代がほとんど変わらないそうで、共同配湯なのにほとんどの施設は掛け流しです)。独自源泉をもつ施設のひとつが、ここ旅館幸ヶ丘です。
 まず立派な玄関に圧倒されますが、実はこれはもともとは玄関ではなく棟門で、旅館にしたときにここまで建物を延長したんだそう。ふっとい松の木の柱からは、今も松ヤニが滲み出して光り輝いています。男子浴室に入ると、天然の大理石が敷き詰められた洗い場に目を奪われます。風呂ももちろん大理石づくりでU字カーブを描いた縁も優雅。そして立ちこめるこのイオウの香り。鯉の口からドバドバと湯が掛け流されています。この新鮮な湯から感じられるトロミは、まちがいなく日奈久一です。加水禁止なので「夏場は熱いから常連さんしか来ないねぇ」とおっしゃる。「客が入っている時間より、ただ湯が流れていってる時間が長いかなぁ」といわれるご主人が守るお湯、ぜひ浸かりに行きましょう!
 あと、いろいろ魅力的なお湯があるのでついでにご紹介。
 まずは、残念ながら指定除外になってしまった、金波楼。登録有形文化財に指定されている重厚な木造3階建ては必見で、日帰り客の対応でもすごく丁寧なのはさすが名旅館と思わせる。しかし、お湯が循環併用なのが惜しいところで、九州温泉道としては選外となったのも仕方ないかな・・・。
 次は、唯一の民営公衆浴場、松の湯。水害で休業に追い込まれたままの人吉の旅館たから湯を思わせる、脱衣所から小判型の浴槽を見下ろす半地下構造で、もともとは警察署という変わり種です。なお、この他に公営の公衆浴場として、東湯、本湯、そして観光客向けのばんぺい湯があります。
 その次は、ばんぺい湯のお隣、3階建ての木造建築が麗しい新湯旅館。こちらも幸ヶ丘と同じく旅館ですがもう宿泊は受けていません。立ち寄り湯も予約制になっており、半地下の昔ながらの湯船に貸切同然で(同時に予約したお客さんがいなければ)浸ることが出来ます。
 あ、そうそう、独自泉源のもう一つのお宿の名前は、武士屋さん。ちょっと生活感のあるこじんまりとしたお風呂です。
 それから、日奈久独特の半自炊の孤塁を守る鏡屋旅館さん。えっ「半自炊って?」、これは食材を持ち込むと宿が調理してくれるというシステムで、日奈久ならではの形態。ただ、私、半自炊でまだ泊まったことがないんですよね・・・ですので、これについては伝聞情報です。
 そして、どこでお風呂に入ろうとも、湯上がりにはビールと日奈久ちくわです、もちろん。
〔2026.05更新〕 

交通案内   →グーグルマップ

【肥薩おれんじ鉄道日奈久温泉駅】から
(A)○徒歩11分
(B)○〔日奈久温泉駅前〕→産交バス [11]道の駅たのうら・[12][14]ウインズ八代・[12][14]日奈久下西町・[13]大門瀬行き 乗車2分 〔日奈久温泉〕下車 徒歩4分
  ◆  ◆  ◆
【JR八代駅】から
○〔八代駅前〕→産交バス [11]道の駅たのうら・[12]ウインズ八代・[12]日奈久下西町行き 乗車21分 〔日奈久温泉〕下車 徒歩4分

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257 湯の児温泉 福田共同浴場 ★★★

温泉ガイド  

 指定の改廃が激しい湯の児温泉。中村温泉が指定されたときも驚きましたが、中村温泉と差し替えに福田共同浴場が指定されて、またびっくり。いやいや地元専用のような温泉なのに、よく九州温泉道の指定を受けてくれましたねぇ。ここがOKなら、平小城温泉の城山公衆浴場も指定していいんじゃないかなぁ。
 なお、シャワーがない・・・とか、更衣室の清潔感が・・・とか言う人は、はじめから来ないように。88湯といっても指定施設はいっぱいありますので、ご自身の嗜好にあわせてスタンプを集めて下さいね。クレームやトラブルなく温泉道指定が長く続いてくれるといいけど。
 ・・・と心配しながら本題に入ります。温泉街入口の公園裏にあるプレハブ造りの共同浴場。外来者は300円。かつてのどこの旅館でもテレビの横についていた有料視聴のためのコインタイマーが、料金箱です。えっ、そんなシステマティックなものが? いえいえ、ただの箱です。タイマー機能などありません。
 あついお湯ながら加水もOKなので、ほどよい加減にして入浴。・・・  なお、湯の児温泉で過去に指定された大規模旅館はいずれも潰れており(縁起でもない)、海を臨むいい温泉地なのにと、いっつも思ってます。なお、以前ご紹介した、舟にお湯が満たされた露天舟湯は現在はやってないみたい。
〔2026.05更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR水俣駅】から  産交バス、南国交通、みなくるバスで、同じバス停名でも場所が違うため乗り継ぎ時は注意が必要。とりあえず水俣市作成の水俣市市街地中心部路線図を参照してください。
○〔水俣駅前〕→水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 湯の児行き 乗車22分 〔湯の児公園前〕下車 すぐ
  ◆  ◆  ◆
【JR新水俣駅】から
[ナビタイム]
(A)○〔新水俣駅前〕産交バス [3]水俣港・[1][2]水俣産交行き 乗車7分 〔市役所前〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔水俣市役所〕水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 湯の児行き 乗車12分 〔湯の児公園前〕下車 すぐ
(B)○〔新水俣駅前〕南国交通バス 水俣行き 行き 乗車5分 〔天神町〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔天神町〕水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 湯の児行き 乗車15分 〔湯の児公園前〕下車 すぐ

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214 湯の児温泉 中村温泉 ☆☆☆

温泉ガイド  

※九州温泉道指定施設ではありません
 指定の改廃が激しい湯の児温泉。せっかく指定された中村温泉が2024年度限りで指定除外となりました。お話を伺ったところ、一人でやっているので私用で外出すると受付できず、迷惑をかけるので辞退に至ったということでした。事前に電話かけないと入れなくなった指定施設もありますし、もともと家族湯で事前に電話予約できるんですから「要予約」でもかまわなかったと思いますよ・・・。
 さて、家族湯ということになってはいますが、一人湯の場合は500円で入浴OK。これは嬉しい。昔の駄菓子屋のような中村酒店に申し出ると、ピンク色のタイルの大きい方と、ブルーのタイルの中ぐらいの方のどちらかにご案内いただけます。前述の通り、電話予約も可能。
 中に入ると、家族湯というより、ご家族が使っているような湯を開放したと言うべきか、脱衣場は生活感いっぱい。浴室に入ると、ともかくお湯が掛け流された浴槽がドカンとあって、洗い場は妙に細なが~くて狭い。どうもこのバランスがおかしいところに、たまらなく心くすぐられちゃいました。お湯はちょっと出汁が足りないなぁって感じの、薄いお吸い風の含食塩重曹泉です。重曹成分より食塩成分が効いている感じで、ちょっとすべすべ、湯上がりポカポカです。
 なお、以前ご紹介してたコーヒーカップの露天風呂があった平野屋さんは廃業されています。現在、立ち寄り湯を受けている宿は、齊藤旅館、白梅湯裸楽、松原荘、海と夕焼けの4軒のようですね。
〔2026.05更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR水俣駅】から  産交バス、南国交通、みなくるバスで、同じバス停名でも場所が違うため乗り継ぎ時は注意が必要。とりあえず水俣市作成の水俣市市街地中心部路線図を参照してください。
○〔水俣駅前〕→水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 湯の児行き 乗車22分 〔湯の児公園前〕下車 すぐ
  ◆  ◆  ◆
【JR新水俣駅】から
[ナビタイム]
(A)○〔新水俣駅前〕産交バス [3]水俣港・[1][2]水俣産交行き 乗車7分 〔市役所前〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔水俣市役所〕水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 湯の児行き 乗車12分 〔湯の児公園前〕下車すぐ
(B)○〔新水俣駅前〕南国交通バス 水俣行き 行き 乗車5分 〔天神町〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔天神町〕水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 湯の児行き 乗車15分 〔湯の児公園前〕下車すぐ

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208 湯の鶴温泉 喜久屋旅館 ★★★

温泉ガイド  →公式?[銭湯旅館キクヤ]

 海浜の湯の児温泉に対して山峡の湯の鶴温泉。海水浴場もある家族連れが似合う陽の温泉と、かつては自炊宿が並んでいた陰の湯治湯。水俣に来たら是非セットで訪れたい。
 2026年、経営者が変わり公式サイト(?)では宿名が「銭湯旅館キクヤ」に。ただ、このサイト、誤字だらけで日本語も支離滅裂。いぶかしみながら再訪してみました。
 現地表示は、暖簾から看板からすべて喜久屋旅館のまま。「名前が変わったでは?」とおたずねすると、「これからいろいろ変わっていきます」と要領を得ないお返事。公式サイトでは「福の湯(旧女湯)、松の湯(旧男湯)」になってますが、実際は「男湯・女湯」がちゃんとあって、「福の湯、松の湯」とはどこにも書いてありません。あるはずの「露天風呂、家族湯」は、もう何年も人が立ち入ったことがないような廃墟状態でガラクタが散乱してました。
 浴後、近所でお話を伺ったところ、経営が変わったのはその通りで、いま宿にいる人は管理を委託されているだけで、経営者は別におられるとのことでした。
 よく見ると公式サイトの更新日付は、2027年4月1日となっています。ひょっとして未来予想図なのでしょうか。サイトの写真は、どうもAI描画のようで、銭湯旅館キクヤの暖簾は実在せず、湯をたたえた家族湯も合成のようです。
 こう書くと「行くな」と言っているようですが、お風呂(男湯・女湯)の空間だけは、以前のままきれいに整えられており、高温のためやや加水はされたお湯が蕩々と注がれ、長くつかるとつるつるも感じる良泉・・・。でも、過去の訪問時にはいつも先客が数人いたのに、だ~れも浴客が来ないぞ。
 なんかこれからどうなるのか、不安です。むしろ早めに訪問するほうが吉かもしれません。
 では付帯情報。
 まずは「温泉ゲストハウスtojiya」をオススメ。明かりをあえて絞った大人の雰囲気がステキ。総檜造りでリノベされた、木箱の底のような半地下のお風呂は、一人で静かに入ると素晴らしいの一言。浴室のつくりにより外気との接触が少ないため、酸化されずにヌルヌルをよく感じる状態で湯がたたえられています。自炊施設も整っているほか、夕方からは別棟で「屋台」の営業をするなど、シュチュエーションに拘ったお宿です。
 つぎには「湯の鶴迎賓館 鶴の屋」。施設は水俣市所有でもともとは物産館だったのものを用途変更した施設。ランチのお値段それなり(1500円前後)だけど、ちょっとしたレストランクラスのお品。(だって泊まると一人4万円ぐらいとられる「高級宿」ですから)。なおランチの食材が残ってれば、夕方でも営業時間帯だったら出してくれるそうです。(実は以前、夕方に立ち寄って食べたことがある)
 最後に、「いつからここのサイトもオシャレ宿を喜ぶようになったんだ!」と思われた方は、温泉街でもっとも下流に位置する「喜久(きく)の湯」へどうぞ。頭石(かずねいし)川に渡されたぐらぐら揺れる木橋を渡ってたどり着く共同湯は、ほぼ川面と同じ高さの湯船に透明のぬる湯が掛け流されています。微かに硫化水素臭を伴う弱い甘味を感じるお湯。白い微細な湯の花も舞い、泡付きもあって言うことなし。湯の鶴温泉では、泉質はトップだと思います。
 なお、残念ながら建物はコンクリート造りで窓は高く、川をみながらの入浴は叶いません。まあそうでないと、増水したときにこの浴舎はひとたまりも無いでしょう。そんな立地です。隣接して「きくの湯休憩所」という建物が建ってますが、そちらは残念ながら放棄され廃墟状態です。
〔2026.05更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【JR水俣駅】から
 産交バス、南国交通、みなくるバスで、同じバス停名でも場所が違うため乗り継ぎ時は注意が必要。とりあえず水俣市作成の水俣市市街地中心部路線図を参照してください。
○〔水俣駅前〕→水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 頭石・招川内行き 乗車29分 〔湯ノ元〕 下車すぐ
  ◆  ◆  ◆
【JR新水俣駅】から
[ナビタイム]
(A)○〔新水俣駅前〕産交バス [3]水俣港・[1][2]水俣産交行き 乗車7分 〔市役所前〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔市役所前〕水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 頭石・招川内行き 乗車19分 〔湯ノ元〕下車 すぐ 
(B)○〔新水俣駅前〕南国交通バス 水俣行き 行き 乗車5分 〔天神町〕下車
  ↓ ↓ 乗り換え ↓ ↓
○〔天神町〕水俣市コミュニティバス(産交バス運行) 頭石・招川内行き 乗車24分 〔湯ノ元〕下車 すぐ
 150円 

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089 湯浦温泉 亀井荘 ★★★

温泉ガイド  →芦北町観光協会

 地味ながらも、5軒の共同浴場(うち1軒は日帰り入浴を受け付ける亀井荘)をもつ湯浦温泉。日が落ちると駅前も真っ暗なこの集落に、なぜこれだけの共同湯が共存しているのか不思議に感じます。このような地味な温泉が、泉質で選ばれているのが九州温泉道のいいところですね。
 亀井荘は、駅から北に向かって徒歩8分で着く、最も近い入浴施設です。かつては、3人も入るといっぱいになる小さな浴槽(上に掲載されている写真のもの)に40℃前後のちょびっとぬるめの湯が注がれていたのですが、評判が評判を呼んで大浴場に改築。でも、非加熱の掛け流しはしっかりと守られており、浴室に入ったとたんにあふれる硫化水素臭に思わずうっとり。水栓が黒変しているのも、その証拠ですね。(汚れているわけではなくて硫黄による化学反応です)
 なお、川を渡った向かい側にある、昔ながらの銭湯の雰囲気を持つ「岩の湯」も好きだったのですが、こちらも改築されてこれまた小綺麗に。ただし、密かに評判になっていた「うさぎの湯口」はそのまま新浴場に移設され、いまも口からふんだんに湯をはき続けています。
 その他の共同湯もその周囲に密集していますので、徒歩で充分はいりまくることができます。
 近隣の湯として、ロープウェイで登る露天風呂を持つ「つなぎ温泉」(〔津奈木駅〕から徒歩10分)、源泉が海底にありそこから引き湯しているという「計石温泉」(〔佐敷駅〕から徒歩30分、芦北町コミュニティバスもあり)も、物珍しさという点で一度足を運んでいいと思いますよ。
〔2023.10更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【肥薩おれんじ鉄道 湯浦駅】から
○徒歩8分
  ◆  ◆  ◆
【新水俣駅】から
(A)○上記、肥薩おれんじ鉄道利用
(B)○〔新水俣駅〕→産交バス [1]道の駅たのうら 行き 乗車21分 〔湯の浦温泉前〕下車徒歩3分
  ◆  ◆  ◆
【肥薩おれんじ鉄道 佐敷駅】から
○〔佐敷駅前〕→芦北町コミュニティバス 女島線・古石線・百木長崎線 乗車9分 〔湯浦駅前〕下車徒歩3分
※日祝全便運休

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