朝倉・浮羽地区-私家版 九州温泉道ナビ

温泉道№191 原鶴温泉 やぐるま荘 ★★

温泉ガイド  →公式[やぐるま荘]

 泡付きが楽しめた延命館がなぜか指定解除になったと思ったら、2019年にやぐるま荘が入れ替わるように選ばれました。
 2024年ぐらいに宿泊棟は撤去され、現在は「アクティビティセンター」を名乗っています。ロードバイクやウォーターサイクル、カヤックが借りれるんだそう。面白そうだけど、ウォーターサイクル1人乗り30分3500円はちょっと高いなぁ・。
 ちなみに玄関脇に飲泉場があり、自由にお湯がいただけます。もとは足湯として設計されたもののようですが・・・。念のため言っておくと、ポリ缶持ってきて汲んだりしないでね。使用禁止にされちゃうよ。
 以前は熱かった記憶があるのですが、数年前から温泉はちょっとぬるめ。原鶴温泉のトロミを実感したいのなら、湯船が狭い露天風呂の湯口付近がオススメですね。湯口には白い筋状の硫黄芝も生えてます。シャワーも温泉で、水を混ぜなくても適温なのでそのままあびるといちばんトロミを感じますが、水圧が低いのか3人使うともう最後の人はお湯がチョロチョロなのがちょっと残念。
 なお、体育館のような大岩風呂の上に一面ネットが張られているのは、老朽化した鉄骨からサビのかたまりが落ちてくるので、それを受け止めるため。雨の日に入浴すると、屋根があるのにあちらこちら雨漏りします。ジャングル風呂のような天井が高い浴室をつくると、あとの保守が大変ですよね。
 なお、温泉道の公式サイトの方に載っている「日本名湯百選」というのは(温泉にも掲示してありますが)、この宿単独のことじゃなくて原鶴温泉全体のこと。ちょっと紛らわしい書き方になってます。九州内では、筑後川、原鶴、雲仙・小浜、古湯・熊の川、由布院、別府八湯、湯の児、地獄・垂玉、菊池、指宿、川内(高城)、霧島郷(新湯~隼人の広い範囲)の12の湯が指定されており、すべて九州温泉道の指定施設があります。
〔2025.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【甘鉄甘木駅】・【西鉄甘木駅】から ※〔甘木〕まで徒歩5分
(A)○〔甘木〕→西鉄バス [41]原鶴温泉経由杷木行き 乗車 〔原鶴温泉〕下車 徒歩5分
24~27分 620円 
(B)○〔甘木〕→西鉄バス [40]杷木行き 乗車 〔上原鶴サンライズ前〕下車 徒歩7分
25~28分 680円 
  ◆  ◆  ◆
【JR二日市駅】から
(A)○〔JR二日市〕→西鉄バス [41]原鶴温泉経由杷木行き 乗車 〔原鶴温泉〕下車 徒歩5分
60~68分 1150円 
(B)○〔JR二日市〕→西鉄バス [40]杷木行き 乗車 〔上原鶴サンライズ前〕下車 徒歩7分
61~70分 1200円 
  ◆  ◆  ◆
【高速バス杷木バス停】から 福岡~日田線などが停車 ◎
(A)○〔杷木〕→西鉄バス [41]原鶴温泉経由朝倉街道駅・JR二日市駅行き 乗車 〔原鶴温泉〕下車 徒歩5分
6~7分 210円 
(B)○〔杷木〕→西鉄バス  [40]朝倉街道駅・JR二日市駅行き 乗車 〔上原鶴サンライズ前〕下車 徒歩7分
5~6分 210円 
  ◆  ◆  ◆
【JR筑後大石駅】から
○〔筑後大石駅〕→うきは市コミュニティバス 浮羽線 左回り循環 乗車 〔杷木〕下車 ※土日祝運休
7分 200円 (左回り)
    ↓   ↓  乗り換え  ↓  ↓
     杷木からのバスは◎参照
  ◆  ◆  ◆
【JRうきは駅】から
※このバス路線は、2025年4月に廃止されました。

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温泉道№149 原鶴温泉 延命館 ☆☆☆

温泉ガイド  →公式[延命館]

※九州温泉道指定施設ではありません
 ここ延命館は原鶴温泉の中にあってピカイチの鮮度を有する温泉です。その特徴は泡付き。露天風呂に入ると、炭酸泉じゃないのかと思うほど付いてきます。(ちなみにこの泡はご家庭の風呂でも沸かしたてに入ると付着する泡と同質のものだと思います)たぶん源泉から浴槽までの配管距離が、かなり短いのではないでしょうか。なお、内湯に注がれているのも同じお湯ですが、浴槽が広いので泡付きはぐっと落ちます。やはり湯船が大きすぎないって、大事なことですね。源泉そのままのぬるめの湯が満たされており、長湯できるのもいい。
 ちょっとお高いけど、温泉入浴付きの温泉ランチは、ちょっとしたミニコースになっていてオススメです。食事を終えて、河原に出ればパークゴルフ場もあるし、係留されている鵜飼い船もいい風情。
 かつては観光協会が湯めぐり帳という温泉手形を販売していたのですが、それがなくなって立ち寄り湯を止める施設が続出。さらに日帰り専業施設も、光泉が長期休業中で、やぐるま荘と喜仙ぐらいになってしまいました。(どちらも出自は旅館なんだけども)
 ご紹介した以外でオススメは、ひろいお風呂でくつろぎたいなら泰泉閣、露天風呂なら旅館とよとみ、上品な宿でゆっくりできるのが佐藤荘、というところでしょうか。ビューホテル平成は、飴色の析出物でコーティングされている内湯がいい感じなんだけど、立ち寄り湯の場合は、露天風呂しか入れないんですよね・・・。
〔2025.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【甘鉄甘木駅】・【西鉄甘木駅】から ※〔甘木〕まで徒歩5分
(A)○〔甘木〕→西鉄バス [41]原鶴温泉経由杷木行き 乗車 〔原鶴温泉〕下車 徒歩3分
25~28分 620円 
(B)○〔甘木〕→西鉄バス [40]杷木行き 乗車 〔原鶴〕下車 徒歩8分
24~27分 620円 
  ◆  ◆  ◆
【JR二日市駅】から
(A)○〔JR二日市〕→西鉄バス [41]原鶴温泉経由杷木行き 乗車 〔原鶴温泉〕下車 徒歩5分
61~70分 1150円 
(B)○〔JR二日市〕→西鉄バス [40]杷木行き 乗車 〔原鶴〕下車 徒歩8分
60~68分 1150円 
  ◆  ◆  ◆
【高速バス杷木バス停】【JR筑後大石駅】
やぐるま荘の交通案内を参考にしてください。

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温泉道№218 吉井温泉 ニュー筑水荘 ★★★

温泉ガイド  →公式[ニュー筑水荘]

 原鶴温泉は無色透明のアルカリ泉なんですが、川の両岸に位置する「ビューホテル平成」、家族湯専業の「杷木の風」、そして旧 吉井町(現 うきは市)に位置する「ニュー筑水荘」は、なぜかささ濁りの炭酸水素泉となってます。余談を言えば、朝倉光陽高校ではこの黄土色の温泉水を便所の洗浄水に使っていて(温泉法に触れるのであくまで井戸水ってことにしてあるみたい)、便所に入ったときは「前の人が流してない!」と勘違いしてしまいました。入りたい衝動に駆られましたが、さすがに便器に足は突っ込みたくないなぁ・・・。
 えっと話を元に戻しましょう。このニュー吉井荘は自治体が違うこともあって、原鶴温泉ではなく吉井温泉を名乗ってます。熱めの濁り湯が満たされた湯の入りごたえは充分。入口や更衣室がリノベされて、以前のちょっと共同浴場的な雰囲気から、温泉旅館らしい感じになりました。
 実は「ここもはいっとこ」でご紹介していましたが、2023年に九州温泉道新規指定施設となりました。2023年4月下旬に訪問した折、「指定されてどうですか?」とお尋ねしたところ、「たくさんお客さんが見えられまして・・・」と笑顔でお返事が。これからも、良いお湯をどんどん指定して、みなさんに知っていただきたいですね。建物の外には、無料の飲泉場や足湯もありますよ。
〔2025.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【甘鉄甘木駅】・【西鉄甘木駅】から ※〔甘木〕まで徒歩5分
(A)○〔甘木〕→西鉄バス [41]原鶴温泉経由杷木行き 乗車 〔原鶴温泉〕下車 徒歩9分
25~28分 620円 
(B)○〔甘木〕→西鉄バス [40]杷木行き 乗車 〔原鶴〕下車 徒歩12分
24~27分 620円 
  ◆  ◆  ◆
【JR二日市駅】から
(A)○〔JR二日市〕→西鉄バス [41]原鶴温泉経由杷木行き 乗車 〔原鶴温泉〕下車 徒歩9分
61~70分 1150円 
(B)○〔JR二日市〕→西鉄バス [40]杷木行き 乗車 〔原鶴〕下車 徒歩12分
60~68分 1150円 
  ◆  ◆  ◆
【高速バス杷木バス停】【JR筑後大石駅】
やぐるま荘の交通案内を参考にしてください。

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温泉道№169 うきは筑後川温泉 ふくせんか ★★

温泉ガイド  →公式[ふくせんか]

 朝羽地区の筑後川沿いに点在する原鶴・吉井・筑後川の3温泉郷。そのうち、どことでもとれる「筑後川温泉」の名前は、地元の思惑と違って具体的な場所がわからない人が多いのでは? ・・・と書いていたらいつの間にか、「うきは筑後川温泉」に改称してました。う~ん、それはそれでちょっと長過ぎでは。
 露天風呂つきの大浴場と、そうでない大浴場が男女交代。そうでないほうも以前は川が見えていたのですが、なんとその真ん前に家族湯が増設され、窓の外の景色は90%が家族湯の壁になり、丁寧にクーラーの室外機までこっちを向いている始末。そういう改築します?
 また、無色透明なのになぜ「ミルキぃの湯(現地の表記)」なんだろうと思ったら、源泉位置では細かい泡が舞って白濁しているように見えるから、らしい。しかし配管がまずいんでしょう、大浴場ではもう「トウメぃの湯」になってます。
 ふくせんかでハズレ風呂(露天風呂のない方)になった性別の方、もしくはお湯について「うきは筑後川温泉ってたいしたことないね・・・」って思われた方へ、お勧めの2湯をご紹介しておきましょう。
 まずは、お隣の桑之屋さん。玄関先に見つけた源泉蛇口からは白く泡だったお湯が!
 券売機で入浴券を買い(外来入浴が多い証拠)、フロントにそれを差し出して、右手に進んで露天風呂を目指しましょう。(男性は大浴場と露天風呂は行き来できないので注意)。筑後川を望む湯船に身を沈ませると、白く濁ったように泡の舞うお湯。これぞ新鮮さの証。ちなみにこちらは「シルクの湯」というんだそうです。
 さらに、露天風呂にこだわらない、ともかく「いい湯」に浸かりたいというツウ人には、温泉街入口にある「つるき荘」をオススメ。眺望を捨てて、堤防道路より低い1階の浴室に配されるお湯は、源泉からの配管が短く、小ぶりな浴槽と相まってトロトロをよく感じます。地味な浴室なので、人も少なめで、ゆっくりできますよ。
〔2025.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【高速バス杷木バス停】から 福岡~日田線などが停車 
(A)○徒歩11分
(B)○〔杷木〕→うきは市コミュニティバス 浮羽線 左回り循環 乗車 〔筑後川温泉〕下車 すぐ
3分 200円 (左回り)
(C)○〔杷木〕→うきは市コミュニティバス 浮羽線 右回り循環 乗車 〔古川町駐車場〕下車 徒歩3分
2分 200円 (右回り)
  ◆  ◆  ◆
【JR筑後大石駅】から
(A)○徒歩24分
(B)○〔筑後大石駅〕→うきは市コミュニティバス 浮羽線 左回り循環 乗車 〔筑後川温泉〕下車 すぐ
10分 200円 (左回り)
  ◆  ◆  ◆
【甘鉄甘木駅】・【西鉄甘木駅】から
※徒歩5分で〔甘木〕(通称、甘木バスセンター 
○〔甘木〕→西鉄バス [40][41]杷木行き 乗車 〔杷木〕下車 徒歩10分
33~36分 740円 
  ◆  ◆  ◆
【JR二日市駅】から
○〔JR二日市〕→西鉄バス [40][41]杷木行き 乗車 〔杷木〕下車 徒歩10分
1時間9~16分 1250円

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温泉道№239 うきは筑後川温泉 虹の湯 ★★★

温泉ガイド  →公式[虹の湯]

 2025年度新規指定です。う~ん、うきは筑後川温泉でもう一つ指定しますか・・・と思っていたところが、行って見ると大正解のお湯でした。
 だいぶ昔の訪問時に、プールのような形状の露天風呂があって、浴感もたいして特筆することがなかった記憶があり、その後ずっと立ち寄ることはありませんでした。今回、久しぶりに再訪すると、プール型露天風呂は家族風呂増設でなくなり、大浴場は2連の岩風呂だけになってました。お風呂が広いため、湯が滞留して析出物が出やすくなっており白い湯の花が舞ってます。この温泉らしい見た目は間違いなく、うきは筑後川温泉随一。湯口に陣取れば泡付きも。さらにカランは源泉直結といった感じで、洗面器に注ぐと沸き立つように発泡し(炭酸泉じゃないからね)、そのまま掛け湯をすればトロトロをいっそう感じることができました。施設の造りは本来は観光向けですが、ちょっとバラック感があって、私の好み(どういう?)にもドンピシャです。
 言い訳を言えば、ミシュランの調査員みたいに、定期的に訪問して情報を新しくするって、なかなか個人レベルでは難しい・・・。「すいません、見逃していました」と九州温泉道に謝りたい気分です。
 ちなみに、私が個人的にオシていたお隣のつるき荘は、泉井は別ですが分析表によれば泉質はほぼ同じ。つるき荘は、お風呂のつくりは観光施設というより福祉施設のようなタイル貼りの真四角い湯船で、川に面しながら半地下的な位置にあって眺望は皆無、しかし新しい感じでいわゆる清潔感があふれているという、虹の湯とは真逆の雰囲気です。入り比べてみるとおもしろいかも。浴感はどちらのお湯も、トロトロをよく感じ泡付きも楽しめる温泉らしいものです。
〔2025.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【高速バス杷木バス停】から 福岡~日田線などが停車 
(A)○徒歩11分
(B)○〔杷木〕→うきは市コミュニティバス 浮羽線 左回り循環 乗車 〔筑後川温泉〕下車 すぐ
3分 200円 (左回り)
(C)○〔杷木〕→うきは市コミュニティバス 浮羽線 右回り循環 乗車 〔古川町駐車場〕下車 徒歩3分
2分 200円 (右回り)
  ◆  ◆  ◆
【JR筑後大石駅】から
(A)○徒歩24分
(B)○〔筑後大石駅〕→うきは市コミュニティバス 浮羽線 左回り循環 乗車 〔筑後川温泉〕下車 すぐ
10分 200円 (左回り)
  ◆  ◆  ◆
【甘鉄甘木駅】・【西鉄甘木駅】から
※徒歩5分で〔甘木〕(通称、甘木バスセンター 
○〔甘木〕→西鉄バス [40][41]杷木行き 乗車 〔杷木〕下車 徒歩10分
33~36分 740円 
  ◆  ◆  ◆
【JR二日市駅】から
○〔JR二日市〕→西鉄バス [40][41]杷木行き 乗車 〔杷木〕下車 徒歩10分
1時間9~16分 1250円

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温泉道№227 林田温泉 ゆのやまの湯 ★★★

温泉ガイド  →公式[ゆのやまの湯]

 ご紹介していたお湯が2024年度に追加指定。新興のお湯のように思われる方もいるかも知れませんが、筑後大石駅の名所案内に「林田温泉 北4キロメートル」と昔から書かれています。ちなみに「原鶴温泉 西北6キロメートル」という表記もあります。いやぁ、昔の人は歩いたんですよねぇ~。
 以前は、緑あふれる山間の小集落の一角にあるお湯だったのですが、2017年の九州北部豪雨で、景色が一変。すべてを押し流した土砂によって、途中の道筋は積み上げられた土砂が目立つ妙に広々とした感じをうける場所になってしまいました。
 盛業中のようで、2023年12月に隣の母屋(?)にお風呂が移転。それまでは大浴場といっても家族湯の大きいぐらいのものだったのが、中型クラスの温泉旅館なみの浴場に。石原裕次郎の映画ポスターやホーロー看板をあしらった「高度成長期」をイメージしたレトロ施設になっています。泉源も掘り直して、2号泉となり湧出量も5倍近くにアップ。
 お湯は、重曹泉系だけど法の規定に満たないアルカリ単純泉。とろとろ感を強く感じ、湯口に陣取れば新鮮なお湯ならではの泡付きも見られます。温めの40℃で長湯に最適。ところが、風呂上がりに分析表をみると、後付けで貼られた「情報提供」表示が「加温・加水・塩素消毒」となっていて「あれれ?」・・・。厚生労働省の管理要領に従って、貯湯槽で60℃まで加熱(殺菌のため)し、その後、加水冷却しているのでしょう。成分の割にとろとろを感じるのは、塩素系消毒の影響かも。浴感は良かったので・・・、う~んまあヨシとしておきますか。
 真ん前にお座敷おそば屋さんがあります。お風呂上がりはビールに地鶏にそばを食して、大いに酔っぱらって帰りましょう! 列車orバス旅温泉道の特権ですよ。
〔2025.11更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【高速バス杷木バス停】から 福岡~日田線などが停車 ◎
○徒歩11分
◆  ◆  ◆
【JR筑後大石駅】から
○〔筑後大石駅〕→うきは市コミュニティバス 浮羽線 左回り循環 乗車 〔杷木〕下車 ※土日祝運休
7分 200円 (左回り) 徒歩11分

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