甘木・田主丸地区-私家版 九州温泉道ナビ

   

温泉道№196 甘木温泉 卑弥呼ロマンの湯 ★★★

温泉ガイド  →公式[卑弥呼ロマンの湯]

 「三セク系の温泉」で「名前も少々あれだし・・・」と思ってなめている(?)と、良い意味で「期待」を裏切られます。
 ちょっと明かりを落とした感じの浴室がまず心を落ち着かせてくれます。複合施設のため建物は大きいのですが、湯量に合わせて浴室・浴槽が狭め。
 2019年春、当時の指定管理者が「市から『完全かけ流し』と説明を受けたのに実際には加水しており高額の水道代の負担を強いられた」と裁判を起こされるトラブルがありましたが、現在は指定管理者が変わり、湯の扱いも改められて、よりいっそうよいお湯になってます。まず湯口に陣取ればすごい泡付き。そして表面にはつぎつぎと浮かんでくる白い微細な湯の花。メタ珪酸に由来するとトロトロもいっそう強く。もうこれは名湯といっていいでしょう。
 ただ1点残念なのが、以前はあえて照明をおさえた落ち着いた雰囲気の浴室だったものが、「薄暗い」という利用者の声があったのか明かりが追加され白々としまったところ。また、真ん中に置かれたプールサイドのようなプラ椅子も興ざめ・・・まあ座るところができたのは、便利ではあるけど(お前は一体何が言いたい^^?)
 さて、近隣の公営施設として、ついでに小郡市の総合保健福祉センターあすてらす「満天の湯」をご紹介しておきます。こちらも市の複合施設の一画にあり図書館みたいな入口ですが、湯はかすかに硫化水素臭も感じる掛け流しの良泉です。西鉄天神大牟田線の端間駅から徒歩でアクセスOK。
〔2024.03更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【甘鉄甘木駅】から
○徒歩12分
  ◆  ◆  ◆
【西鉄甘木駅】から
○徒歩11分
  ◆  ◆  ◆
【JR田主丸駅】から
○〔田主丸駅前〕→甘木観光バス 甘鉄甘木駅行き(田主丸線) 乗車 〔昭和通り〕下車 徒歩2分
19~21分 420円 
  ◆  ◆  ◆
【JR博多駅】から
○〔博多駅バスターミナル〕→西鉄バス [400]甘木営業所行き 〔甘木営業所〕下車 徒歩6分
72~78分 950円 
  ◆  ◆  ◆
【JR二日市駅】から
○(A)〔JR二日市駅〕→西鉄バス [40][41]甘木営業所行き 〔甘木営業所〕下車 徒歩6分
37~44分 750円 
○(B)〔JR二日市駅〕→西鉄バス [40][41]杷木行き 〔裁判所前〕下車 徒歩6分
37~43分 750円 

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温泉道№167 甘木温泉 幸楽の湯 ★★

温泉ガイド  →公式[幸楽の湯]

 御湯印帳があれば、会員扱いとなり券売機にある「会員600円」のボタンで購入できます。
 お風呂から西鉄甘木線の電車が出発していくのが見えます。甘木鉄道の駅も見えます。え~っと、あとは・・・。まあ、たしかにそれなりの泉質なんだけど、近くにある卑弥呼の湯と重ねて指定するほどのものでは・・・。浴室内はほどほどくたびれた感もただよっていて、豪華系指定というわけでもないし。
 遠来の客に「ここが九州を代表する88湯のひとつ」と紹介する気になります? 30℃のお湯の浴用加熱で、筑後川に沿うように名泉が並ぶこの地区にあっては正直Bクラス。卑弥呼ロマンの湯とあえて並べて指定する理由が、ちょっと理解できません。
 ちょっと邪推しているのですが、選者の方、家族湯に入ってお湯を評価してません? 家族湯だったら1回ごとにお湯を入れ換えるので、大浴場より湯が良いのは当たり前ですよね。もしそういうことだったら、同じ基準で九州各地のかなりの指定施設を家族湯に差し替えなきゃいけなくなりますよ・・・。
 さて、付帯情報。
 同じ甘木市内の温泉施設として、あきづきの湯(旧 美奈宜の湯)をご紹介。九州温泉道クラスとまでは言いませんが、古民家風の施設で風情があり、飲泉もできる湯が掛け流された佳泉。お食事処が閉まってしまったのは残念ですが、筑後平野を見下ろす露天風呂が気持ちいい。
 ついでに上流にある、ロックフィルダムという石を積み上げた土手のような寺内ダムの訪問もお勧めします。なんか崩れそうだけど、崩れないんだよね。いま流行のダムカードをゲットしときましょう。いずれも甘木市街地から、あいのりタクシー美奈宜の杜線利用でアクセスできます。
〔2024.03更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【西鉄甘木駅】から
○徒歩1分
  ◆  ◆  ◆
【甘鉄甘木駅】から
○徒歩2分
  ◆  ◆  ◆
【JR田主丸駅】から
○〔田主丸駅前〕→甘木観光バス 甘鉄甘木駅行き(田主丸線) 乗車 〔甘鉄甘木駅〕下車 徒歩2分
23~25分 480円 
  ◆  ◆  ◆
【JR博多駅】から
○〔博多駅バスターミナル〕→西鉄バス [400]甘木営業所行き 〔朝倉総合庁舎入口〕下車 徒歩7分
70~76分 950円 
  ◆  ◆  ◆
【JR二日市駅】から
○〔JR二日市駅〕→西鉄バス [40][41]甘木営業所・杷木行き 〔朝倉総合庁舎入口〕下車 徒歩7分
35~42分 700円

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温泉道№198 片の瀬温泉 湯元小林 ☆☆

温泉ガイド  →公式[湯元小林]

※九州温泉道指定施設ではありません
 片の瀬温泉は、旧 田主丸町(現 久留米市)に昔からあった知る人の少ない温泉。2軒の温泉宿がありましたが、両方とも廃業し入浴できなくなっていました。ところがそのうちの1軒、小林荘が湯元小林として2017年9月に復活。
 薄い黄色のお湯のためモール泉と表記している個人ブログも見かけましたが、モール臭がほとんどしないことと、成分分析表に鉄イオンが0.9mgという表記があることから、呈色しているのは鉄分の影響ではないのかなぁ・・・。フロントからみると地下1階、周囲の民家からすると1階に相当する場所にある少々古びた浴槽に加温掛け流しされています。
 駅から筑後川沿いに歩き、1931年(昭和6年)製の赤いトラス橋(正式名称「筑後川橋」ですが、それじゃどこの橋かわからないので、通称の「片の瀬橋」の方が通りが良い)を渡ってたどり着く片の瀬温泉。私のお気に入りの一湯ではあるのですが、泉質としては九州温泉道88湯に入るかというと・・・と書いていたら、2020年4月の新規指定後、わずか3ヶ月で施設側の申し出で九州温泉道から指定除外になりました。スタンプ押しに行っとけば良かったなぁ・・・。でも、スタンプがなくとも、湯上がりにひとけのない筑後川の土手で日没を眺めるのは、なんとなくもの悲しく、旅の情緒を感じる立地だと思います。また、そのうちうかがいます。
〔2024.03更新〕

交通案内   →グーグルマップ

【西鉄甘木線金島駅】から
○徒歩21分
  ◆  ◆  ◆
【西鉄福岡(天神)駅】から
○〔西鉄福岡(天神)〕→西鉄電車 急行花畑行き 〔宮の陣〕下車 ※原則として、花畑行き急行に甘木線は接続します
38分 ***円
    ↓   ↓  乗り換え  ↓  ↓
○〔宮の陣〕西鉄電車 普通甘木行き 〔金島〕下車 徒歩21分
19分 690円 (運賃は西鉄福岡(天神)から)
※甘木(甘木温泉など)にも同日中に向かう場合は、甘木までの乗車券(福岡(天神)~甘木810円)を券売機で購入すれば、金島で途中下車できます。なお、ICカードでタッチしての乗車の場合は、途中下車の取り扱いはありません。

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