島原地区のバス旅
島原半島はバスも相対的に本数が多く、頑張るローカル私鉄「島原鉄道」もあり、公共交通機関で便利に変化に富んだ旅が楽しめます。
福岡から行くなら、西鉄天神大牟田線から連絡バスを経て、世界遺産に登録された三池港からの高速船で島原入りするのが最速です。
福岡から行くなら、西鉄天神大牟田線から連絡バスを経て、世界遺産に登録された三池港からの高速船で島原入りするのが最速です。
島原市
さて、湧水群の待つ島原でおすすめは商店街の中のしまばら水屋敷。ただ、さわぐ観光客に痛い目にあっているようでグループ客はお断りとなってます。古い建物はきらいという方は、湧水庭園四明荘を推奨。いずれも滾滾とわきでる湧水池を堪能できます。仕上げは、青い理髪店で長崎名物の食べるミルクセーキはいかが? いずれも島原駅から徒歩散策圏内です。
島原温泉は集中配湯のため雲仙・小浜の陰に隠れがちですが、真の温泉好きに勧めたいのは島原港(島原外港駅)から徒歩圏内の海望荘。建物は古いですが掛け流しで湯が供されており、「他の温泉ホテルと同じ湯なの?」と驚くばかりのササ濁り。あとは、ホテルシーサイド島原の炭酸泉。九州でも指折りの泡付き入浴が楽しめます。ただ冷泉なので夏期の訪問を推奨。(集中配湯の島原温泉の湯は、循環濾過でみごとに透明な湯になってますがT^T)
また、火砕流で埋まった民家が保存されている水無川被災家屋保存公園(道の駅 みずなし本陣ふかえ)、記念碑前バス停から上り坂で15分歩くけど旧大野木場被災校舎(大野木場砂防みらい館)にも足を向けたい。
島原温泉は集中配湯のため雲仙・小浜の陰に隠れがちですが、真の温泉好きに勧めたいのは島原港(島原外港駅)から徒歩圏内の海望荘。建物は古いですが掛け流しで湯が供されており、「他の温泉ホテルと同じ湯なの?」と驚くばかりのササ濁り。あとは、ホテルシーサイド島原の炭酸泉。九州でも指折りの泡付き入浴が楽しめます。ただ冷泉なので夏期の訪問を推奨。(集中配湯の島原温泉の湯は、循環濾過でみごとに透明な湯になってますがT^T)
また、火砕流で埋まった民家が保存されている水無川被災家屋保存公園(道の駅 みずなし本陣ふかえ)、記念碑前バス停から上り坂で15分歩くけど旧大野木場被災校舎(大野木場砂防みらい館)にも足を向けたい。
雲仙市
言わずと知れた「雲仙」「小浜」は全国的にも名を知れた大観光地です。
ローカルバス趣味(?)的には雲仙から有家に抜ける路線や、小浜から原山ドルメンを経由して口之津に抜ける路線は、全国版の時刻表には掲載されていない意外に便利な(本数は少ないですけど)路線です。また、口之津~天草をむすぶ路線は、乗っているだけで天草灘の海を眺め尽くすことができるオーシャンビュー!
小浜・雲仙は、公衆浴場も複数あるホンモノの「温泉地」です。宿泊は、既存旅館を改修してスタートした小浜の本格自炊宿、湯宿蒸気屋をオススメ。噴気を使った蒸気釜は別府鉄輪でもあるけど、100℃の湯が滔々と掛け流しになってる茹で釜はここしかないでしょう。卵の殻が硫黄成分で真っ黒になる温泉卵が作れます。
小浜は、いっときボロすぎて観光協会のマップからも外されていた脇浜共同浴場が、逆に古さに注目される時代に景観資産に指定され大躍進(?)。また、観光客向けにつくられた露天風呂だけど、防波堤下という立地がこころをくすぐる茜の湯も注目です。もちろん、雲仙の温泉街に位置する湯の里共同浴場、新湯温泉(ホテルじゃなくて共同浴場の方)、ちょっと外れにあるダークホース(?)別所共同温泉(ただしここは湯が溜まっていないことが多い)、そして少し外れたローカルバスの終点(最近、国民宿舎青雲荘まで延伸されたので正確には終点の一つ手前)にたたずむ小地獄温泉館と、温泉ファンを名乗るなら訪問したい共同湯が目白押しです。
また、雲仙鉄道の路線跡をたどる雲仙市コミュニティバスもオススメ。車一台分の幅しかない古い石組みのトンネルを縫いながら、海を見下ろすバス旅は快適。途中の木津ノ浜駅跡はホームも現存しています。(なお、自家用車でも通れるけどトンネルの中で対向車と鉢合わせしても知らないよ~^^; 一方通行ではなく、地元の車はあうんの呼吸で通行してます)
なお、県営バスが撤退した仁田峠は、地元の観光協会が乗合タクシーを運行していましたが、コロナ禍で長期運休中となっています。ロープウェイ乗り場までは、事実上タクシーで行くしかありませんT^T
ローカルバス趣味(?)的には雲仙から有家に抜ける路線や、小浜から原山ドルメンを経由して口之津に抜ける路線は、全国版の時刻表には掲載されていない意外に便利な(本数は少ないですけど)路線です。また、口之津~天草をむすぶ路線は、乗っているだけで天草灘の海を眺め尽くすことができるオーシャンビュー!
小浜・雲仙は、公衆浴場も複数あるホンモノの「温泉地」です。宿泊は、既存旅館を改修してスタートした小浜の本格自炊宿、湯宿蒸気屋をオススメ。噴気を使った蒸気釜は別府鉄輪でもあるけど、100℃の湯が滔々と掛け流しになってる茹で釜はここしかないでしょう。卵の殻が硫黄成分で真っ黒になる温泉卵が作れます。
小浜は、いっときボロすぎて観光協会のマップからも外されていた脇浜共同浴場が、逆に古さに注目される時代に景観資産に指定され大躍進(?)。また、観光客向けにつくられた露天風呂だけど、防波堤下という立地がこころをくすぐる茜の湯も注目です。もちろん、雲仙の温泉街に位置する湯の里共同浴場、新湯温泉(ホテルじゃなくて共同浴場の方)、ちょっと外れにあるダークホース(?)別所共同温泉(ただしここは湯が溜まっていないことが多い)、そして少し外れたローカルバスの終点(最近、国民宿舎青雲荘まで延伸されたので正確には終点の一つ手前)にたたずむ小地獄温泉館と、温泉ファンを名乗るなら訪問したい共同湯が目白押しです。
また、雲仙鉄道の路線跡をたどる雲仙市コミュニティバスもオススメ。車一台分の幅しかない古い石組みのトンネルを縫いながら、海を見下ろすバス旅は快適。途中の木津ノ浜駅跡はホームも現存しています。(なお、自家用車でも通れるけどトンネルの中で対向車と鉢合わせしても知らないよ~^^; 一方通行ではなく、地元の車はあうんの呼吸で通行してます)
なお、県営バスが撤退した仁田峠は、地元の観光協会が乗合タクシーを運行していましたが、コロナ禍で長期運休中となっています。ロープウェイ乗り場までは、事実上タクシーで行くしかありませんT^T
南島原市
「雲仙」「島原」といった著名観光地ではなく、ちょっと静かに過ごしたい方には原城や口之津港散策も捨てがたいところでしょう。
いうまでもなく島原の乱の中心地がこの原城ですが、ただぼこぼこと穴が空いているばかりで、何もありません。天草は島原についていけなかった者が残っており、明治になってすぐに信仰が「復活」したけど、島原は本当に根絶されてしまってたので歴史ある教会はないということだそうです。
このあたりの観光ポイントである、西望公園、原城、旧長崎税関口之津支庁を利用した明治洋風建物の口之津資料館を結ぶ、観光客用としか思えない西望公園~原城温泉真砂~口之津線①、大崎早崎循環線②(実際は①+②で運行)があるので、これを利用するといいですね。
いうまでもなく島原の乱の中心地がこの原城ですが、ただぼこぼこと穴が空いているばかりで、何もありません。天草は島原についていけなかった者が残っており、明治になってすぐに信仰が「復活」したけど、島原は本当に根絶されてしまってたので歴史ある教会はないということだそうです。
このあたりの観光ポイントである、西望公園、原城、旧長崎税関口之津支庁を利用した明治洋風建物の口之津資料館を結ぶ、観光客用としか思えない西望公園~原城温泉真砂~口之津線①、大崎早崎循環線②(実際は①+②で運行)があるので、これを利用するといいですね。
島原地区の時刻表
交通事業者名 | 主な自治体 | 主な結節点となる駅・港・バスターミナル(BT) | 主なローカルバス旅 観光地 |
---|---|---|---|
島鉄バス |
島原市、雲仙市、南島原市 | (諫早駅)、島原駅、小浜BT、島鉄雲仙BT、島原港(大牟田・熊本行き)、口之津港(天草行き) | 雲仙地獄(雲仙温泉)、小地獄温泉、小浜温泉、島原温泉、島原城、雲仙岳災害記念館、西望公園、加津佐のイルカウォッチング |
長崎県営バス |
長崎~小浜~雲仙 観光特急 | (長崎駅)、小浜BT、島鉄雲仙BT | 雲仙温泉、小浜温泉 |
島原市コミュニティバス(乗合タクシー) ※要事前登録・要予約 |
島原市 | 島原駅・島原港[島鉄バス]・大三東駅 | - |
雲仙市コミュニティバス(乗合タクシー) |
雲仙市(旧小浜町、旧千々石町) | 小浜BT[島鉄バス・県営バス] | 緑のトンネル |
雲仙市乗合タクシー(チョイソコうんぜん) ※要事前登録・要予約 |
雲仙市 | 吾妻駅、西郷駅、神代駅、千々石総合支所=橘神社前[島鉄バス]、小浜総合支所=小浜[島鉄バス] | - |
仁田峠乗合タクシー ※要予約 2022年11月現在運休中 →雲仙温泉観光協会 |
雲仙市雲仙地区 | 島鉄雲仙BT[島鉄バス・県営バス] | 仁田峠(雲仙ロープウェイ) |
雲仙市予約制タクシー ※要予約 |
雲仙市(旧国見町、旧瑞穂町) | 国見地区…神代町駅、多比良町駅 瑞穂地区…大正駅、西郷駅 | 岩戸清流公園 |